9月28日、APCジャパンは物理インフラの統合管理ソフトウェア群「InfraStruxure Management Software」をアップデートし、仮想化環境への対応など6つの機能を追加した。
InfraStruxure Management Softwareは、データセンターやサーバールームのIT機器や電源、冷却システム、ラック、セキュリティなどの物理インフラに対応した管理製品。APC製品や他社製品を統合管理するアプライアンスサーバーをベースに、用途に合わせたコンポーネントを組み合わせて使用できる特徴を持つ。
今回のバージョンアップではソフトウェア群の1つ「InfraStruxure Operations」が強化され、マイクロソフトの仮想化環境管理製品「System Center Virtual Machine Manage(VMM)」との連携機能が加わった。これにより、VMMで管理している仮想マシンの電源環境の管理が可能となっている。
ほかにも、
- ブレードサーバーのエンクロージャーとブレードの電源環境やネットワーク情報を詳細に管理する機能
- データセンターにおけるネットワークの接続経路に関する情報の管理
- 想定される環境の変化や物理インフラの変更、新規設計における影響分析
- 建物内の電源設備、チラー装置、照明、ポンプ、セキュリティ開閉装置など、データセンターに関わる設備の電力系統をグラフィカルに監視
- IT機器以外の電力エネルギーを消費する機器の排出量計算を行ない、各サブシステムが環境に与える影響度の認識
といった機能が追加されている。
