2月4日、エーピーシー・ジャパン(APCジャパン)は大型のネットワークスイッチ向けラック「NetShelter SX 42U 750mm 幅 ネットワーキングラック(AR3140)」の販売を開始した。
ラックに収納するサーバやネットワーク機器の多くは、機器の前後で吸排気を行なう。これに併せて、通常のラックは前後の吸排気を前提とした設計となっている。しかし、シスコシステムズの「Catalyst 6500」や「MDS 9500」のような大型スイッチは吸排気を横から行なうため、ラックも横からの吸排気に対応した製品が求められていた。
AR3140は、こうした横からの吸排気に考慮したラック。特にオプションの「サイドエアフローダクトキット」は、Catalyst 6500とMDS 9500に対応した設計で、ホットアイルからの暖かい空気を完全分離するデザインを採用、スイッチへ冷気を確実に取り込むことが可能になる。
加えて、AR3140の販売開始に併せて発売する、ラック高2Uサイズのカバー付きケーブルホルダの「2U水平ケーブルマネージャ」を利用することにより、大量のケーブルをラックの前後にまとめることができるため、ケーブル配線が効率化される。その結果、大型ネットワークスイッチの運用においても通気性、熱対策を十分に取ることが可能となり、データセンタやサーバルーム内の消費電力削減、ひいてはグリーンITに貢献するという。
価格(税込)は、AR3140が34万6500円、サイドエアフローダクトキットが4万9560円、2U水平ケーブルマネージャが1万9740円。
