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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第23回

ケータイメールはどこまで進化したか詳しく見た

2010年06月28日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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端末ごとにメールの保存数に大きな差があった

 下の表を見てみると、保存できるメールの数に差がついているのがわかる。「942SH」は3000件も受信メールを保存。さらに送信メールも1000件まで保存可能だ。添付ファイルは全機種2MBまで。もっとも最近の機種でも添付ファイルのサイズで制限が厳しいものもある。たとえば「iida lotta」は添付ファイルの容量は500KBまで。ソフトバンク「840SH」は300KBまで。エントリクラスの端末を検討しているのであれば、この部分はチェックしておきたい。次にPCのメールを送受信できるサービスを見てみよう。

  受信メール最大保存数 送信メール最大保存数 添付ファイル最大容量
ドコモ「L-01B」 1000件 500件 2MB
ドコモ「F-07B」 2500件 500件 2MB
au「SH005」 1000件 500件 2MB
au「SA002」 1000件 500件 2MB
au「S004」 1000件 500件 2MB
ソフトバンク「942SH」 3000件 1000件 2MB

PCメールをお手軽に扱える4サービス

 つづいてPCメールをケータイで扱うための各社のサービスを比較した。

 まず「ドコモwebメール」。今年4月にスタートしたばかりのウェブベースでケータイとPCどちらからでもアクセスできるメールサービスだ。専用の「@dwmail.jp」というドメインのメールを送受信できるほか、最大15個までのPC用メールをPOPサーバーなどの情報を登録することで、まとめて扱えるようになる。PCメールのアドレスでメールを送信することも可能だ。会社や自宅、ネットオークションやショッピング用と使い分けている人には便利そうだ。

gooメールがベースの「ドコモwebメール」。Yahoo!メール/Gmail/Hotmail/gooメールについては、アカウントとパスワードを入力するだけで送受信可能になる

 iモードメールについては送受信したメールをすべてドコモwebメールに自動保存しておくことは可能だが、PCのブラウザ経由でドコモwebメールにアクセスして、そこからiモードメールを送信することはできない。ドコモユーザーであれば無料で使える。容量は2GB。

 「au one メール」はドコモwebメールに似た先行サービス。Gmailベース、つまりウェブベースのメールサービスで、ドコモwebメールと同様にケータイメールをすべて自動保存しておくことができる。容量も6GBオーバーと十分だ。PCから設定する必要があるものの、Gmailと同様に他のプロバイダメールをau one メールから送受信できるように設定を加えられる。ただし登録できるメールアドレスはデフォルトの「auone.jp」以外に5つまで。こちらもauユーザーであれば無料。

au one メールにケータイメールを自動保存する。au one メールは実質的にGmailそのもの

 au「ケータイ de PCメール」とソフトバンク「PCメール」は、ケータイのメールソフトで直接POP/SMTP対応のPCメールを送受信するというもの。そのためSPAMを含めて、大量のメールを受け取るという人にはやや使いにくいかもしれない。なおケータイ de PCメールはパケット通信料以外に月105円必要となる。

ソフトバンク端末には「PCメール」という機能名でPCメール送受信機能が用意されている。月額料金は不要だが、パケット定額サービスの上限はあがるので要注意

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