このページの本文へ

いよいよ発売!! iPad総力特集 第9回

iPadで「できるかな」? 5つの用途でチェック!!(後編)

2010年06月08日 12時00分更新

文● 林佑樹(@necamax)、広田稔 協力●倉西誠一(@kararemichi

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

家でも外でもストリーミングで見る!

 30分番組を720pの画質で保存すると、例えCMカットしたとしてもファイル容量が200〜300MBになってしまう。クオリティーを下げても100MB以上なので、母艦PCに動画がたくさんある人は、32GBや64GBのiPadでも容量が足らない。また「いちいち動画を変換するのが面倒」という人も少なくない。

 そんな場合に検討したいのが、ストリーミングによる動画視聴だ。現時点では、iPhone用アプリでもお馴染みの「AirVideo」が使いやすい。

 というのもパソコン側でiPad用にエンコードされたものをiPadでストリーミングで見るため、動画のフォーマットを気にせずに済むのだ。別途、パソコンに「Air Video Server」クライアントをインストールすることで、AVIやMKVといった幅広いファイル形式の動画がストリーミングで楽しめる。iPadに対応したH.264やMP4なら変換なしでOK……と隙のないアプリだ。

 設定はとてもカンタンで、「Air Video Server」側で見たい動画が格納されたフォルダを選択して、iPad側からアクセスするだけでいい。

フォルダー階層をたどって動画を探していく。再生したいファイルがiPadに対応している場合はそのままデータストリーミング、そうでない場合は母艦側でコンバートしながらのストリーミングになる

母艦PC側の設定は、動画を格納しているフォルダーを選ぶだけでいい

 外部からアクセスして動画を見たい場合は、少々面倒だ。詳しい人向けに軽く解説しておくと、まずは「Air Video Server」の「Remote」タブで「Enable Access from Internet」にチェックを入れる。ポート設定なども必要だが、「Automatically」にチェックを入れておけば、UPnPかNAT-PMPで接続可能になる。

 あとは「Air Video Server」のServer PINコードが必要になるので、出かける前にiPadの「AirVideo」に登録すればいい。現状、ベータとして搭載されている機能なので、うまく動かない環境もあることを覚えておこう。

 ちなみにiPadがサポートしていない形式をストリーミングした場合、画質は回線速度によって変わってくる。特にAVI形式などでは回線が遅いとブロックノイズだらけになりがちだ。Air Video Serverには変換機能も用意されているので、見たい動画は出かける前にiPad用に変換しておくといい。

Remoteタブで「Enable Access from Internet」を選択して、Server PINをメモ。iPad側で「Enter Server PIN」を選んでServer PINを入力する。成功すれば母艦PCの名前が表示される仕組み

「Global Settings」からストリーミング再生時の最小/最大ビットレートを選択できる。送受信ともADSL以上の通信速度が得られる環境が理想的

 参考までに、筆者の場合はWindows Home ServerにAir Video Serverをインストールしている。CPUがAMD AthlonⅡ X2 240(2.8GHz→クロックダウン2.0GHz)、メモリーが4GBというPCで、720p動画の再生が始まるまでにかかる時間は20〜30秒ほど。SD動画は10秒ほどで始まった。1080pの動画はというと、再生中にアプリが落ちてしまった。

 記事作成時点では「Air Video」で決まりというところだが、「SharePlayer」や「Orb」といったアプリの対応によって、選択肢が増えていくだろう。

カテゴリートップへ

この連載の記事
Apple Store オススメ製品

ASCII.jp RSS2.0 配信中