2日、国内に7店舗あるアップル直営店「Apple Store」では、毎年恒例となった初売りを実施した。個数限定の「Lucky Bag」(福袋)も3万5000円で販売し、厳寒の中、このバッグを求めて多くの熱心なユーザーが列を作った。同時に、Mac本体や周辺機器が特別価格で購入できる特別セールも開催している(速報記事はこちら)。
それでは2008年、2009年に引き続き、実際に購入者の列に並んで取材した、Apple Store Ginzaの初売りの模様とLucky Bagの中身をお届けしよう。
午前0時で約50人が並んでいた
Lucky Bagは例年、オンラインのApple Storeでも予約販売していたが、今年はこのオンラインでの取り扱いがなかった。オンライン組が店頭に流れて来ることが予想されたため、筆者は例年より2時間早く出発して、現地に午前0時頃到着したのだが、この時点ですでに約50人前後が歩道に列を作っていた。
昨年は午前2時に到着して38番だった。予想通りとはいえ、「激戦」を伺わせる人の出だ。
その後も人数は増え続け、1時過ぎに100人を突破。そこから4時ごろまでは緩やかに人数が増えていき、午前4時時点で約200人が集結。昨年は200人に達したのが8時前後だったことを考えると、やはり格段に出足が速い。
午前5時過ぎ、渋谷店で予定数に達したため、列が解散したとの情報がインターネット経由で入る。銀座店でも電車の始発と前後するように参加者が増え始め、一気に列が拡大しはじめる。午前6時時点で銀座1丁目まで列が到達して、人数はおよそ400〜500人前後にふくれあがった。しかし、例年ならそろそろ出るはずの「売り切れ」プラカードは登場せずに、そのまま列は拡大の一途を続けていく。
7時半過ぎには、整理券が配布された。例年は整理券が予定数に達するとその後の列は一旦解散していたはずだが、今年は整理券がなくなってもそのまま列が保持され、最大で1000人以上にも達していたという。正確な数は分からないが、いろいろな状況から予想するに、今年の銀座店では200個前後のLucky Bagを販売したとみられる。
次ページでは、筆者が手に入れたLucky Bagの中身を余さず公開しよう。