シャープの電子手帳といえば「ザウルス」シリーズが有名だが、カラー表示を採用した新世代の電子辞書ブランドとして同社が展開しているのが「ブレーン」だ。ザウルスで蓄積したノウハウに加えて、AV機器で得た液晶パネルの技術を合わせ、豊かな表現力を備えた電子辞書と考えるとしっくりくる。
ハイエンドモデルだけあってコンテンツも充実している。広辞苑やジーニアス英和辞典などメジャーなものはもちろんのこと、中国&韓国語辞典やビジネス用語辞典、旅行会話などを収録。特に、動画コンテンツを収録し、映像で内容を把握できるのが本製品のポイント。文字だけでは伝えきれない事柄を動画で分かりやすく表示する。また、資格検定向けのコンテンツも充実。英検や漢検などにに対応するコンテンツを収録し、学習にも利用できるのが魅力だ。
しかも、コンテンツは専用のサイトから、購入して追加することもできる。専門的な用語を収録した辞書や学習向けに作成された教材はもちろん、実用書や小説なども用意されており、多彩なシーンで活用できる。ここでは、PW-AC910を使い倒し、基本性能からコンテンツ活用まで、その実力を紹介していこう。