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言葉では伝えきれない事柄も一目瞭然に理解!

動画対応電子辞書「ブレーン PW-AC910」を試す

2010年05月19日 09時00分更新

文● 後藤宏

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「百聞は一見にしかず!」を体現する映像コンテンツを収録

 さて、基本的なポイントをチェックしたところで、こんどは本製品の特徴に注目してみよう。ブレーンシリーズでは、カラー液晶を搭載して各コンテンツの解説がわかりやすい。本製品も例外ではなく、5インチ(480×320ドット)のカラー液晶を搭載しており、図鑑などを参照する場合に容易に理解できる。

動画コンテンツは、ナショナル ジオグラフィックがもっとも充実。ジャンルを選択して、観たいタイトルを選択すれば動画が視聴できる

 また、本製品最大の特徴ともいえるのが、動画コンテンツ。「NHKエディケーショナル」「ナショナル ジオグラフィック」「ブリタニカ国際大百科事典 Quick Search Version」などの動画コンテンツが合計100点収録。NHKエディケーショナルの25点の古典&漢文をナレーション付きで視聴できるほか、ナショナル ジオグラフィックからは環境と自然、宇宙、国と人、動物の4ジャンル60点を収録。ブリタニカ国際大百科事典 Quick Search Versionは、アポロ11号の月面着陸やDNAハチドリの生態といった15点を閲覧できる。言葉で説明されてもイメージが難しい事柄も、文字通り一目瞭然となっている。

ナショナル ジオグラフィックのコンテンツは野生動物の生態や宇宙の法則など、4ジャンルで60タイトルにのぼる。NHKエデュケーショナルは、竹取物語をはじめ、万葉集や古今和歌集など、25タイトルを収録

画像コンテンツは、さらに充実。約9600点を収録したブリタニカ国際大百科事典大辞典を筆頭に、広辞苑 第六版が約4400点、植物・昆虫図鑑で約2100点など膨大

対応コンテンツをこなして検定試験をクリア!

 資格検定に対応した、学習用のアプリケーションを収録している点も、本製品の魅力だ。

ライターの威信をかけて漢検ドリルにチャレンジ。読み問題はかろうじて対応できたが……怖くてフルテストなんてチャレンジできません!(笑)

 収録しているのは、旺文社の「英検トレーニング」と、学研の「新TOEICテスト完全攻略 for Brain」、アスク出版の「書いて覚える 漢検ドリルDX」の3つ。英検トレーニングは、複数の対策本からピックアップした問題がランダムに出題。穴埋めやリスニング、単語帳など、1~5級まで幅広く対応する。一方、新TOEICテスト完全攻略では約9600問を収録し、実力診断や模擬試験で英語力を確認できる。また、漢検ドリルは、読み・書き取り・熟語・部首・などジャンル限定してクイズ形式で出題する「漢字ゲーム」、フルテスト(120問60分)や1/2テスト(60問30分)など本番さながらに挑戦できる「漢字テスト」を用意。2~5級までをカバーしている。筆者も実際にチャレンジしてみたが、思わず時間を忘れてムキになるほど熱中してしまった。文筆業の端くれとは思えない惨憺たる結果に終わったため、結果は割愛させていただく(笑)。

新TOEICテスト完全攻略にチャレンジするも、しっかりと玉砕。もはや中学レベル以下かもしれないほどの惨憺たる結果で、我ながら深く反省

 ほかにも、「TOEICテストの英文法」、「読めそうで読めない漢字」、「ああ勘違いの日本語345」、「大人のIQテスト」といったコンテンツも収録し、楽しみにながら知識を習得できそうだ。

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