キン肉マンといえば吉野家、だったよね(13日)
13日、漫画「キン肉マン」の著者である嶋田隆司氏がTwitterで牛丼チェーン「吉野家」との確執を語り、多くのファンが驚きの声を上げた。昨夏、漫画の連載開始29周年を記念して「すき家」とキン肉マンのコラボキャンペーンを行なった際の内幕を明かしている。
アニメ版のキン肉マンで吉野家をもじった「吉野屋」という店名を使用するなどしていたため、ファンの間では「キン肉マンの大好物といえば吉野家の牛丼」というイメージが定着していた。
そのため先のキャンペーンでは「キン肉マンが吉野家を裏切った」と、ブログに多くのコメントが寄せられていた。だがそのキャンペーンを展開する際、実際には吉野家側から「私どもはやる気はありません」と断られたのだと嶋田氏はツイートした。
ファンからは「吉野家の株がどんどん下がっていく」「子どもの頃からキン肉マン=吉牛と思って育ってきた一人として、情けなくそして恥ずかしい」「『吉野家を嫌いにならないで』といっても吉野家のイメージ悪化は避けられない」といった声が上がった。
この件について吉野家側は「真実とは違います。こういう考え方もあるのか」と説明。嶋田氏はその話を聞き、「社長が謝罪してくれるだけでよかった」「残念でいっぱいです」とブログにコメントを寄せている。
嶋田氏はその後「どうか自分の好みの味の牛丼食べてください。ゆでたまごと揉めたからって、好きな店のものを食べないのはおかしいです」と発言、「スグルの食べるものがなくなっちゃいます」と牛丼業界の活性化を願ったツイートをしている。
Twitter広告、「ひかえめに」スタート(13日)
13日、Twitter社が広告プログラム「Promoted Tweets」を発表した。
ユーザーがツイートを検索すると一番上にクライアントのツイートを表示する、GoogleのAdwords広告のような仕組みだ。URLのクリック数やお気に入り/リツイートなど、ユーザーの反応が少ない宣伝ツイートは非表示になっていくという。
ユーザーは「ひかえめ」と評価。「検索だったら気にならん」「新しい効果/指標が生まれそう」と受け入れる声が多いが、「結局は検索連動型か。他の導線は考えられないのだろうか」「時期尚早すぎる感が……」と日本での展開を心配する声もあがっている。
広告に興味のあるユーザーからは「将来的にツイートの解析結果を元にターゲティングされそう」「安価で個人広告が出せるようになったら面白いかも。表示方法に工夫が必要ですが」と今後の展開に期待する声もあがっていた。
これまでTwitter社の収入源は過去の全ツイートにアクセスできる「ライセンス契約」だけだったが、今回広告プログラムが追加されることとなった。また今後の課金戦略として「コマーシャル・アカウント」という企業向けアカウントも用意する予定という。

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