ケータイの最新イルミネーション事情をチェックする

2010年02月22日 16時00分更新

文● 小林誠、ASCII.jp編集部

設定次第で目立つイルミになる！

　実は初期設定のまま使っていると、（常識的な判断と言うべきか）イルミはほとんど目立たない。そこで設定を調整し、より「派手」なイルミにしてみた。

　その結果が以下の表にある「主観的なド派手度」だ。N-01Bは一歩抜けていてイルミの設定がとても楽しいケータイ。意外なのは「イルミのカスタマイズ」。S002だけがイルミの「パターン作成」が可能。といってもこれはランプ1点をいじれるだけだが……。他の機種はあらかじめ用意されたパターンや色を選ぶ。

　テンキーの「△」はバックライトかもしくはそれに近い設定しかできないこと。「○」は色や光るパターンまで変えられる。イルミの数については、多くはフロントパネルとテンキーで「2ヵ所」、それに着信などに使うランプが別にあると「3ヵ所」になる。

端末	フロントパネルのイルミ面積	カスタマイズの可否	テンキー部のイルミ	イルミの数	筆者による主観的な派手度
ドコモ「SH-02B」	大部分	△	△	2	目立つ
ドコモ「F-02B」	大部分	△	○	3	目立つ
ドコモ「N-01B」	一部	△	○	3	ド派手！
au「S002」	一部	○	△	2	さり気ない
SBM「840P」	ごく一部	△	△	2	さり気ない
SBM「940SH」	一部	△	△	2	目立つ
ドコモ「N-01B」	ごく一部	△	○	2	派手！

星空イルミのNTTドコモ「SH-02B」

　フロントパネルに星空のようなイルミネーションが浮かぶSH-02B。このフロントパネルは一見すると何もないように見えるが、着信などがあれば、イルミネーションとサブディスプレイが表示される。この星空イルミは12個の点が光り、イルミは色を変えることはできないが、パターンを変えることは可能だ。

　パターンは9種類あり、勢い良く星が流れ落ちるようにイルミが光る「流星群」や、星々がそれぞれ光りだす「ダイヤモンドダスト」、北斗七星の形で光るまさにその名の通りの「北斗七星」などが用意されている。派手という印象はなく、むしろ半透明のパネルに浮かび上がる「意外性」が楽しい。

　それとサブディスプレイの下に1点、色が変わるランプがある。これは星空イルミとは別のランプ。着信時に光るなどの役割がある。星空イルミと合わせて光ると良いアクセントになっている気がする。

流星群と七夕などとの違いは正直よくわからなかったが、星空風にLEDが光るSH-02B

ジュエルブロックよりも目を惹く
NTTドコモ「F-02B」

　フロントパネルにキラキラとダイヤの網が広がる。これが特に目立つ。イルミネーションのパターンは19種類。左から右へ流れるように光るものから、激しく点滅、左右交互に光るなど「激しいイルミ」も多い。

　またサブディスプレイの上にランプが1点光り、このカラーが50種類もある（色が切り替わるパターンも含めて）。さらにサブディスプレイ自体も開閉時に「波紋」風の模様を点滅できる。

　F-02Bにはキーイルミネーションもあり、9種類のカラーに変更できるが、こちらはあまり派手ではなく「ブルーベリー」や「ラムネ」といったカラー名が付いている淡い感じの色だ。

背面全体に格子状に置かれたLEDが一定パターンでキラキラと光る。キーの方は単色でやや地味な感じ

イルミネーションならこのケータイ！
NTTドコモ「N-01B」

　今回チェックしたケータイの中で、これほど設定しがいのあるケータイはなかった。まずフロントパネル。ネイルアートをイメージしたデザインで、「爪」にあたる部分に6つのランプがある。このイルミネーションのパターンが11種類あり、リズムよく1つずつ光る、左から右へ流れるように光る、1つ置きに光る、2つずつ点滅などがおもしろい。サブディスプレイ脇にある1点のランプも色が濃い印象だ。

　ここまでならまだ「大人しい」ほうだ。これにキーイルミが加わる。ただ光るのではない。まず光る色が選べる。これは単色だけだ。次にその色を組み合わせた「デュアルカラー」がある。さらにたくさんの色を組み合わせた「マルチカラー」まである。このマルチカラーの場合、ボタンがいろんな色で光り、もう目がチカチカするのではないか、と思うほど。しかもキー全体が点滅するパターンや、散りばめられた色が柔らかく光る、激しく「ビカビカ」光るなど、多彩である。

　ケータイを開いても、閉じても、イルミで楽しませてくれるうえ、周りの人も驚くのは間違いない。もちろん、設定によってはシンプルにもできるから、派手なのは嫌という人もご安心を。