そんなにあっさり政党を変えちゃっていいの?(8日)
8日、去年12月に自民党を離党した田村耕太郎参議院議員(@kotarotamura)が、「入党なう」というツイートと共に、民主党の小沢幹事長からの入党要請を受諾した。
田村議員は前の週にも、ユーザーから民主党入りを問われて「まだ決めていないって言ってるだろ。お前らこそ卑怯者だ! 本名も名乗らずに無礼な発言する卑怯者はブロック当たり前だ! 本名名乗ってから文句いえ!」と発言し、直後にそのツイートを削除して話題になったばかり。そのこともあってか、ユーザーからは議員への批判が殺到した。
「有権者の判断をもう一度問わなければおかしい」「ホイホイ離党だの移籍だのするなら、政党なんて数合わせ以上に何の意味があるんだ」「政治家は生業じゃないって言ってるような政治家なんていらない」といった厳しい意見が多く投稿された。
一方で、「目の前の課題が最優先のようなので、政権政党に入る必要があるんでしょう」「風当たりが強いのはある意味当然かと。田村さんは、実際に行動し結果を創っていくしかありません」「僕は、タムコーの考え方は好きなので応援したい。品格なんてどうでもいいから、日本の成長戦略作ろうよ」と、今後の活動に期待する声もあがっていた。
一億総監視社会へ? 誰のマナーが問われるべきか(9日)
9日、あるユーザーがアップした1枚の写真がきっかけでTwitter上が騒動を呼んだ。きっかけは、通勤時間帯の電車でカップラーメンを食べる女性を取り上げたツイート。発言には女性の写真が添付されていた。
初めのうち、ツイートを見たユーザーは「これはひどい」「においでびっくりします」「せめてパンとかに」と女性のマナーを非難する声を上げていたが、そのうち「車内食を全否定するならばキオスクの菓子や駅弁の存在をどう説明するのか」「おにぎり食べるのと何が違うの?」と女性を擁護するユーザーがあらわれた。
やがて話の矛先は写真をアップしたユーザーに代わり、「車内飲食は犯罪ではないが盗撮は犯罪です」と撮影側のマナーを問うツイートの数が増えてきた。
さらに時間が経つと、最後はそのツイートをRT(引用発言)しているユーザーを指して「RTしてる人は冷静になって考えてほしいっす」「ツイッターが恐ろしいのはRTされるとそれが瞬く間に広がってしまうところ。実はフォロワー数以上に見られてます」など、無自覚に話題をあおってしまう「RTのマナー」を喚起する声が相次ぐようになった。
現在、初めの発言をしたユーザーはツイートを非公開に設定している。

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