ハイチ地震、Twitterが情報交換の場に(13日)
ハイチ大地震の現地情報が、テレビや活字メディアからではなく、Twitterを経由して全世界に伝わっていることに注目が集まっている。
13日にカリブ海のハイチを襲った地震は、マグニチュード7.0、死者は10万人にのぼると言われる。大統領官邸をはじめ政府庁舎が軒並み倒壊し、政府も機能していない。そんな中、市民からTwitterや画像投稿サービスに現地の情報が寄せられている。
日本でも現地への支援の方法について情報を求める声が飛び交い、多くのユーザーから寄付・募金をしたと声があがった。一方、「米国で、朝から晩まで流れているハイチ関連のニュースを見て、ただの一度も『JAPAN』という言葉が出てこないことを日本人としてさびしく思う」と日本の支援が遅れていることに疑問を感じるユーザーもいた。
17日にはハイチ大地震と発生の仕組みや規模などが酷似している阪神大震災から15年という節目を迎えた。Twitterでも多くのユーザーが黙祷を行ない、震災についての思いを共有できるサービス「ShinsaiNow」によりハッシュタグ #19950117 を通して、15年たった今の思いを語り合った。
「センター試験大喜利」「バレンタイン大喜利」盛り上がる(15日)
大学入試センター試験が実施される前日の15日、Twitter上では「こんなセンター試験は嫌だ」というお題での「大喜利」がブームとなった。
誰か特定のユーザーが管理するわけでもなく、文頭に【こんなセンター試験は嫌だ】をつけるだけで誰もが参加できたこの大喜利に、さまざまなネタが投稿された。
・試験官がtsudaってる。
・全ての問題に正しくマークすると「不合格」という文字が浮き出る
・みのもんたが執拗に「ファイナルアンサー?」と聞いてくる
・解答はTwitterで@を飛ばして提出
・こんなセンター試験は嫌だと言わずに頑張って欲しい
中でも、最も人気を集めたのは「年に1度しか受けられず、その点数で大学が決まり人生が大きく左右される」という、センター試験そのものを上手く皮肉ったものであった。
また、17日にも「こんなバレンタインは嫌だ」というお題で大喜利が小さなブームを起こした。ここでも「チョコレートなどの物品を渡し、一ヵ月後に3倍の法外な利息を請求する『押し貸し』祭り」「男の娘からチョコをもらうためにリナカフェに行く」「この前別れた彼女からチョコをもらう」といった上手な皮肉が人気を集めた。

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