リン・レンからミクになったビート
1月に開催された7時間耐久レースにリン・レンのビートが出たのを覚えているだろうか(関連記事)。軽自動車のビートでポルシェやフェラーリと戦ったレースだ。そのときは筆者もドライバーとして出場させてもらい、周りのクルマにビビリまくりのドライビングを披露してしまった。
そのリン・レンビートが、なんと初音ミクZ4のカラーリングとなって、お盆恒例の軽自動車による10時間耐久レース「K4GP」に出場するという。場所はASCII.jpでもお馴染みの富士スピードウェイ(以下、FSW)。しかもチームはグッドスマイルレーシングだ。ミクZ4密着記事担当としては、行くしかない! ということで、前日13日から密着してきたので、レポートしよう。
13日:波乱の練習走行
何度も言っているが、サーキットの朝は早い。練習走行日のこの日も朝8時半から第1回目の練習走行が行なわれていた。このレースは軽自動車といえど、排気量アップなどのライトチューンから、レーシングカーのような改造を施したクルマまでが一斉に走るため、クラス分けが存在する。なお、クラスは以下の5つで、全158台が同時にFSWを爆走するのだ。
GP-1(エコラン):17台
GP-2(850cc以下):48台
GP-3(850cc以上):67台
GP-4(AT):4台
GP-5(R):22台
そして、チームの編成は以下の通り。
チーム名:シンクマークレーシングチーム
マシン名:グッドスマイルレーシングビート(以下、ミクビート)
第1ドライバー:旦那ちゃん
第2ドライバー:ウエムリン
第3ドライバー:運搬係フラットさん
第4ドライバー:Jr
第5ドライバー:おおはっさん
監督:パンチョ監督
マネージャー:編集長(ASCII.jpではなく、STGT公式応援サイトの)
午前中の練習走行は約3時間用意されており、ミクビートは途中まで元気に走っていた。他のチームからも「あのビート、速いね~」と驚かれるくらい、いいタイムを連発していたのだ。筆者はコースサイドで写真を撮っていたのだが、練習走行の時間もそろそろ終わるという頃、突然ミクビートがまったく来なくなってしまう。何かあったのかと思い、ピットに戻ってみると、なんとトラブルで止まっているではないか! おおはっさんに話を聞くと、原因不明だが油圧が上がらなくなってしまったという。
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