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ゼロからはじめるストレージ入門 第1回

まずは外付けHDDとストレージアレイについて知ろう

企業の情報を預かるストレージって、どんなもの?

2009年08月28日 09時00分更新

文● 吉田尚壮/EMCジャパン株式会社 グローバル・サービス統括本部 テクノロジー・ソリューションズ本部 技術部 テクノロジー・コンサルタント

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ストレージ製品の種類

 記憶装置としてのストレージが、サーバの補助記憶装置の位置づけであることは理解していただけたであろ。では、こうしたストレージには、どのような製品があるのだろうか?

 ある1つの見方として、パソコン向けの製品とサーバ向けの製品に分けることができる。ここで、この2つの製品に関して簡単な構成や特長などを押さえておこう。このほかに「NAS」と呼ばれるストレージ製品もあるが、用途や構成などに違いがあるためここでは説明を省き、連載後半で詳しく解説したい。

外付けHDD

 「外付けHDD」は、一般的にパソコンとUSBケーブルで接続される製品で、価格は数万円程度で販売されている。パソコンと並べて机上に置くことができる程度の大きさで、単純にHDDが1台または数台内蔵されているものが多い。最近では数テラバイト(TB)の記憶容量を持つ製品が販売されている。

ストレージアレイ

 「ストレージアレイ」は、「ディスクアレイ」とも呼ばれている製品で、おもに企業向けのサーバ(たとえばメールサーバやデータベースサーバなど)へ接続されることを想定して設計されている。ストレージアレイは、HDDを収める筐体(ディスクエンクロージャまたはディスクシェルフと呼ばれている)と、HDDの制御装置(コントローラ)およびサーバと接続する専用のインターフェイスから構成されている。

図5 おもなストレージ製品

 なお、ストレージアレイはHDDの搭載数やコントローラの性能の違いなどにより、複数の機種が小規模から大規模環境向けとして販売されており、価格も数十万円から数千万円までとさまざまである。

写真1 小規模環境向けストレージアレイ(EMC CLARiX AX4)

 次回は、HDDの仕組みや種類、および利用形態(JBODやRAID)について解説し、それぞれの特徴や耐障害性なども見てみよう。

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