12月1日、EMCジャパンとRSAセキュリティは2011年1月1日付けで合併すると発表した。存続会社がEMCジャパンで、RSAセキュリティはRSA事業本部となる。
米国では、RSA Security Inc.は2006年9月にEMC Corporationに買収されており、「RSA, The Security Division of EMC」としてEMCのセキュリティ部門となっている。少々時間はあいたが、日本でも同様の体制になったわけだ。
RSA事業本部の本部長には、RSAセキュリティ営業本部長の山田秀樹氏が就任する。RSAセキュリティ社長の山野修氏は、EMCジャパンの執行役員副社長にも就任しており、2011年以降は副社長のポストでRSA事業本部を見ていくことになる。
なお、米EMCはサーバー仮想化で有名な米ヴイエムウェアの大株主であるが、こちらは米国でも合併は行なっていない。サーバー仮想化の利用にはストレージが重要な要素となるが、ネットアップなどEMC以外のストレージを好むユーザーも存在するための戦略と思われる。
