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都庁前iPhoneクラブ 第10回

iPhone 3GS購入に11時間待ってみた(覆面あり)

2009年06月28日 16時00分更新

文● カリー/都庁前iPhoneクラブ

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準備編:Wホワイト強制ってあり!?

 戦いはまず行列の前から始まっていた。そう予約だ。

 iPhone 3GSの予約は18日より始まっており、1名義に付き1台だけ申し込める(関連記事)。同時に表参道ではほかの店舗に先駆けて、朝の7時に発売をスタートするという。

 この時点で行列ができるかどうかは不明だったが、誰よりも先に手に入れられるとあれば表参道店に人が集まるはず。というわけで19日に表参道店に予約に向かってみた。

 予約初日だった18日は200人程度の行列ができたという報道もあったが、2日目の19日はまったく並ばずに店内に入れた。予約手続き自体は30分ほどで終了。今回はNokia N95をiPhone 3GS(白の32GB)に機種変更して、iPhone 3GとiPhone 3GSの2台持ちにすることにした。必要なモノも身分証明書(運転免許証)だけで、ハンコも使わなかった。

注意書きなどとともに、料金表も渡された。筆者は2年以上使った端末を機種変更(「買い増し」)して、iPhone for Everybodyキャンペーンに加入した。端末代金を一括で払うと7万6320円となる

 意外とあっけない感じだが、ひとつ解せなかったのが、iPhone 3GSを買うために「Wホワイト」とオプションパックへの加入が必須になっていたということ。

 カリーさんはSMSやメールでのやり取りが主なので、あまり通話は使わない。よって他社ケータイなどの通話料が安くなるWホワイトは必要ない。一方で、オプションパックには、iPhoneの「ビジュアルボイスメール」が使える「留守録電話サービス (i)」などが含まれているが、これに加入しなくても通常の留守番電話は使えるため、こちらも必要性を感じない。

 しかし、店員のおねーさんも「全員にお願いすることになっております」と頑として譲らない。「2ヵ月目から解約してもいいですから」と言うが、Wホワイトは980円、iPhone オプションパックは498.75円で割とお高い。

 なんだか「ド○クエIII」を買うために、別のゲームを抱き合わせで買わされた過去を思い出す。iPhone 3GSを人質に取られた感じで何とも面白くない。結局、申し込んだものの釈然としない感じだ。これって、ソフトバンクモバイルのイメージを悪くするだけだし、法律的にも問題じゃないのかなぁ?

 ちなみに後日、行列の前の方に入るためには、予約をした上で、発売前夜祭のイベントに参加する必要があることが判明した。とりあえず予約はしたので、何とか前の方には行けそうだ。


準備編:いきなり第1の裏切り

前々回にあれだけ新型をほめていたにもかかわらず、不参加のマッチョ

 お次は都庁前iPhoneクラブのメンバーの「説得」だ。一応、iPhone 3GS聖誕祭を開いたときには全員がそろったものの、多分、初日に並ぶとか、そういう気合いの入ったことは苦手なはず。

 とりあえずいちばん望みが薄そうな某Mac雑誌所属のマッチョに聞いてみると……。


カリー:26日にiPhoneの行列が多分できるんだけどさ、都庁前のみんなで並ばないかな?

マッチョ:あー、26日はダメですね。

カリー:なんで!? 某Mac雑誌の入稿は終わった時期でしょ。

マッチョ:実は点数がたまりすぎて、26日に講習を受けないと免停になるんスよ。


 ハハハハ、こやつめ。友情よりも運転免許か! ……まぁ仕方ない。

 一方でニッシーは即OKだった。香川出身のニッシーは讃岐うどんのような「ごんぶと」な男気を見せつけてくれたのだ。aikonも渋々参加してくれることになった。

 実は両名ともに、昨年の表参道に16時間以上並んでiPhone 3Gをゲットした過去を持つ。いわばホームグラウンドでの再戦になるわけだから、かなり心強い味方になってくれるだろう。3人で並べば行列もちょっとした「お泊まり気分」で楽しめるはず。

参加を表明してくれたニッシー(左)とaikon(右)

 しかし、二人は気になることも言っていた。

ニッシー:僕、飲み会があるんで、そのあとに駆けつけますよ!

aikon:僕も取引先の人と飲みに行くんですよ。多分、そのあとに行くと思います。

 果たして、その悪い予感は見事に的中することになった。

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