知ったかは恥ずいゼ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【ビデオカード編】
2009年05月01日 22時00分更新
落とし穴・その1:PCI Express補助電源コネクタ
概ね、1万5000円を超えるビデオカードには「PCI Express補助電源コネクタ」というものが付いている。ここに電源ケーブルを差さないと、画面表示してくれないのだ。最近の自作PC、あるいはホワイトボックスと呼ばれるBTOパソコンなら、大抵はこのコネクタが用意されているが、ちょっと古いパソコンには付いてないことが多い。そんなときは分岐コネクタで対処する方法もあるが、電源容量の不足で不安定になったりもするので、お勧めはできない。
ビデオカードの補助電源コネクタには、上記のように3種類ある。このうち、8ピンのコネクタはCPU用の8ピンコネクタに酷似しているが、全く別物なので誤って差さないよう注意したい。もっとも形状は若干異なるので、普通は差せないのだが、力のある人が無理やり差せば入らなくもないので、「入らない」と思ったら形状をよく確認しよう(間違って差すと、ショートしてビデオカードが壊れます)。
落とし穴・その2:電源容量と電源コネクタ
上に関連しているが、電源ユニットの容量にも気をつけたい。2万円以下のビデオカードであれば、最大でも100~150W程度の消費電力なので、450W程度の電源ユニットを搭載していれば事足りることが多いが、2万円を超えるビデオカードの場合、製品によっては300Wを超える場合もある。もしビデオカードを交換して、起動しない、あるいは起動するけどゲームを動かすとパソコンが再起動、または電源が落ちてしまうような場合は電源ユニットの容量不足が考えられる。
ハイパワーなビデオカードを使う場合、最低でも550Wないし600W以上の電源ユニットを用意したい。
もう一つ気にする必要があるのが、電源コネクタだ。前述したようにビデオカードによって必要になる電源コネクタの種類と数が変わる。当然ながらビデオカードの2枚差し、あるいは3枚差しとなれば、その数だけコネクタも必要になるが、650Wクラスだとコネクタが足りないことも多い。NVIDIA SLIやATI CrossFireXといった複数のビデオカードを差す場合は、電源コネクタの数も合わせてチェックしておきたい。
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