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不幸だったから美しい!? 作品前半を主題にした「エウレカセブン」のヒロインズフィギュアが発売

2006年12月23日 20時33分更新

文● 師 忍

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 2005年春から放映を開始し、2006年春に放映が終了した「交響詩篇エウレカセブン」。ここのところ26話構成の作品や原作をもった作品が多い中、1年間しっかりと放映したオリジナルロボットアニメだ。そのエウレカセブンより、ヒロインの「エウレカ」とお姉さんから母親的立場で主人公「レントン」とエウレカを見守った「タルホ」が、グリフォンエンタープライズよりフィギュアで登場した。価格はどちらも5880円。

最近の出るところは出て引っ込むところは引っ込む体型が多いヒロイン流れのなかで、かなり凹凸の少ない体型もエウレカの特徴グラビアもこなしたタルホの魅力的なプロポーションをしっかりと再現

 「交響詩篇エウレカセブン」は、レントンとエウレカを中心にした少年の成長と、独特の設定によるロボットアクションを楽しませてくれた作品だ。この世界には、大気中に「トラパー」という物質があり、それにボードを使ってサーフィンのようにトラパーの波に乗り、空を移動できる。それを人間のみならず、人型のロボットや飛行機も同じ原理で空を移動するという設定だったことで、アクションシーンなどもボードを使って戦闘を行なうという新しい表現方法を生み出すことになった。またエウレカにも多くの謎が隠されており、それを解き明かしつつエウレカの感情の成長を丁寧に描いたことも、人気へとつながった。

 今回フィギュア化されたエウレカは、作品前半時代がモデル。そのため顔を見てもあまり感情が表れていない。また作中で変化していった髪型も登場時のモノとなっている。小道具としては右手に止まっている緑色のスカイフィッシュがいい味を出している。このスカイフィッシュはトラパーの多いところに現れる生命体で、作品でも状況が変化するようなシーンなどで登場することが多かった。またエウレカとトラパーには密接な関係があり、組み合わせとしてもふさわしいだろう。

赤い瞳に感情を見せない無表情さ。レントンと出会った頃のエウレカが再現されている不思議な存在であった「スカイフィッシュ」もセット

 一方のタルホは、前半はグラビアクイーンを担当していたこともあり、セクシーなお姉さんキャラ。いい味を出しているのは胸との服の間にある谷間で、隙間を見せることでコスチュームの良さがフィギュアにもしっかりと現れている。アニメでは後半見ることが無くなってしまった姿だけに、このフィギュアをみると懐かしさを感じる部分もある。また下半身に目をやると、開きかけたフロントチャックの間だから下着がわずかに見えているのも細かい。この全体的にけだるげな雰囲気と露出の多さが、O型お姉キャラ時代を思い出させてくれる。

こちらも笑顔でないのは、悩みを抱えて機嫌が悪かったりけだるげだった前半にあっているミニスカートの奥に、わずかにみえる下着がセクシーさをアップ


【取材協力】

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