カノープスから、低価格なTVチューナ/キャプチャカード「QSTV15」が発売された。昨年7月に発売された「QSTV10」の後継にあたり、同様にソフトウェアエンコードを採用する。デコーダチップはPhilips製“SAA7130”。
カード本体。2階建て構造に注目 | デコーダチップはPhilips製“SAA7130” | |
サブ基板の表側にはゴーストリデューサ“D64031AGJ”を搭載 | 裏側には“D64083GF”チップが |
「QSTV10」に搭載されていた画質向上回路はNEC製チップ“D64031AGJ”によるゴーストリデューサのみだったが、「QSTV15」では新たにNEC製“D64083GF”チップによる3D Y/C分離、3Dノイズリダクション(ただしこれらは排他使用)を搭載。加えて基板を2階建て式とすることにより、Low Plofile PCIに対応しているのが特徴だ(Low Plofileブラケットも付属)。
キャプチャ解像度は720×480/640×480/320×480/320×240ドット。同社製「MTV」シリーズでもおなじみのコントロールソフト「FEATHER-X」とMPEG2/DivX変換ツール「X-TransCoder」が同梱されており、録画したMPEG2ファイルをDivXへ自動変換することが可能。ただし、「MTV」シリーズとは異なり録画しながらのリアルタイム変換はできなくなっている。タイムシフト再生、iPEGに対応するほか、付属のリモート予約ソフト「CiRAgent」によりiモードや外出先のパソコンからの録画予約が可能。そのほかMPEGカット編集&オーサリングソフト「MpegCraft DVD」などが同梱されるが、リモコンは別売り。価格はOVERTOPで1万3600円、TSUKUMO eX.で1万3799円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万3800円と、前作「QSTV10」からほぼ据え置きとなっている。
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