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「私はハメられたんです…」玄人志向“サングラスの人”直撃インタビュー

2002年04月06日 23時01分更新

文● 水野

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D2000氏

 すでにお伝えしているとおり、フェイス本店前の特設スペースにて、玄人志向の外付けHDDケース「地獄の業火」の限定販売イベントがこの催されている。そこで、その会場に姿をあらわしてくれた「玄人志向のサングラスの人」に直撃インタビューを試みた。
 「玄人志向」ブランドの顔となっている彼、玄人志向ウェブサイト内の隠しページにあるスタッフクレジット(どこから入るかは秘密)によると、お名前は「D2000」氏。まずは彼がブランドのトレードマークになってしまった経緯から聞いてみよう。



――まず「玄人志向」のスタッフの中では、どういう立場におられるんでしょうか?

「ただの平社員です。現在開発スタッフは4人いるんですが、一番下っ端です(笑)」

――そのいち平社員が、なぜこのようにブランドの前面に出てくるようになってしまったんでしょう?

「まあハメられた、といいますか(笑)。スタッフクレジットではエグゼクティブプロデューサーとなっている“謎のF氏”という者が一番アタマなんですけど、ブランドとして立ち上げる時に『開発者の顔を出してみるのもいいんじゃないか』と言い出しまして。彼はもともと冗談好きな人間なので『いつもの悪ふざけがまた始まったか』(笑)と思っていたら、いつの間にかこんなことになってしまいました。このブランドのコンセプト自体、みんなで楽しく笑えるものを作ろうというものではあったんですが……」

――スタッフは4人とのことですが、特にあなたが選ばれたという理由に心当たりは?

「私自身はもともと「ちゃんぽんボード」の開発に携わっていまして、玄人志向のコンセプトに一番近い位置にいる開発者だったというのもあるかも知れません。その後「PK-OCK7/EV6」のパッケージで私の顔がトレードマークになってしまって、その製品から玄人志向が始まったんですが、その時はここまで大々的に顔が出てしまうとは思いませんでした(笑)」



玄人志向の原型
「PK-OCK7/EV6」のパッケージより。このD2000氏の顔を使ったロゴが、現在の玄人志向ロゴの原型となった

――ロゴマークの似顔絵はよく似ていると思うんですが、どなたが描かれたのですか?

「今は異動してしまったデザイン担当のN氏が作っちゃいました。なんか知らない間に(笑)」

――お仕事中はサングラスは外しておられるんですよね?

「いや、スタッフ4人全員仕事中もサングラスです(笑)」

――今回は髪を金色に染めてのご登場ですが、その髪は社内規則的にアリなんですか?

「いや、ぜんぜんオッケーです。そういう職場です(笑)」

――こうして怪しい格好で公衆の面前にさらされることについてはどうお思いですか?

「正直、恥ずかしいです(笑)。だからサングラスしてるというのもあります」

――イベントで着ておられるその玄人志向柄の裃なんですが、やはり特注?

「というか、担当の広告代理店の方の奥さんが何でも屋的な方で、柄入りの上の方はその人に作ってもらいました。製品パッケージのデザインにも一部関わっておられる方ですね。残りの黒い裃は東急ハンズで買いました(笑)」

――アイ・オーさんに何か一言。

「『大戦略』風に言うならば、次はそちらのターンです、ということで(笑)」



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