AKIBAXで展示されていたタワーのパネル |
――色々な施設が入ったオフィスビルというと、AKIBAX2001に展示されていたタワーのことを思い出しますが
あのタワーのことに当事務局は絡んでいません。あれはAKIBAXの事務局さんの方で「こういうのが出来たらいいね」ということで展示しただけだと思いますよ。
――あれから想像するとすごいタワーですが
そうですね。いわゆる都市計画上の手続き的には土地は土地を買った人の権利がついて、法規に触れなければ建てることはできると思うんです。ただ、あれだけ高いものを建てるとアセスメントみたいなものをかけなければならなくなってしまうので、工期がどうしても長くなってしまう。その分の資金負担を考えると、現実的にあまり高いタワーを建てるというのは難しいと思います。また、東京都サイドでは地元の説明会なんかでも「100m以上のものは建ちません」という言い方をしてるんですね。まあ、それは正しい表現ではなくて、建てることはできるけれども、建てることによる事業リスクが高まるので、それを選択する事業者は少ないでしょうという意味なんですけれども。でも、もしかしたらそんなことは関係ないというお金もちの方がいらっしゃるかもしれませんね。
――秋葉原の様子が、今とは大きく変わってきそうですが、今後のスケジュールは?
やっと都が動きだしたということで、落札した方に対して働きかけをしていくことですね。それが決まり次第、今度はフェーズIIからフェーズIIIに移行します。
注)三菱総合研究所が事務局となっているフェーズIIはひとつの案であり、これが最終的に採用されるかどうかは、まだ分からない。