このページの本文へ

LinuxWorld Expo/Tokyo 2001を終えて

2001年06月13日 01時11分更新

文● テンアートニ 佐藤栄一

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

うっとうしい梅雨の時期になりました。各業界では、夏休み前のイベント全開時期に差しかかっています。今年も恒例のLinux業界最大のイベント「LinuxWorld Expo/Tokyo 2001」が東京ビックサイト(お台場)で開催されました。各社の出展内容の紹介は各記事にお任せして、イベントの流れをテーマにお送りします。

会場が広いため昨年より少ない印象ですが、目標を上回る4万人の来場者を記録しました。

もし、あなたが実際にご来場されたのなら、どのような感想をお持ちになったでしょうか。私がお話した方々の感想は、大きく2つに分かれていました。「Linuxらしくない大手メーカーの展示ばかりだ」とか、「どの大手メーカーも特色が少ない」といわれた方々。この方々は、早くからLinuxにかかわってきた方々です。それに対して、「大手メーカーも本格的に対応を始めた」とか「Linuxは大手メーカーが主体になっている」といわれる方々もいらっしゃいました。こちらの方々は、どちらかというと最近Linuxにかかわり始めた方のようです。

誰もが感じるのは、大手メーカーの展示ブースが大半を占めたことでしょう。しかし、Linuxが実用OSとして成熟期を迎えていることは、Linuxにかかわる方々なら周知の事実です。Linuxに対応しているだけでは、LinuxWorldに来場される方は誰も驚きません。

テンアートニ/大塚商会 共同ブースでは、Linuxの実用アプリケーションを展示していました。

その点、レッドハット(株)の展示方法は、興味深いといえます。LinuxWorldでは、自社のブースを持たず、各社のブースで黒子として出展協力していました。レッドハット(株)が出展しなかったので、拍子抜けした方も多かったのではないでしょうか。しかし、レッドハット(株)は、その次の週に幕張メッセで開催された「NETWORLD+INTEROP 2001 TOKYO」(以下N+I)で、唯一のLinux専門ブースとして出展していたのです。大半が、ブロードバンドを軸に特色の少ない展示をしていた中で、レッドハット(株)の出展はけっこう目立っていました。ワークショップは、立見で溢れるほどの盛況振りでした。

確かにN+Iのような大規模なイベントの中で、Linuxプロダクトを探すのは容易なことではありません。そのため、Linux専門イベントの方が、出展者も来場者も効率的といえます。しかし、N+Iでレッドハット(株)ブースに押し寄せる人波を見ていると、アピールすべき対象がまだまだ存在することを感じます。それと同時にLinuxが、広くコンピュータ業界で認めらるようになったことを改めて実感しました。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

  2. 2位

    ITトピック

    「AI導入で人員を減らしても収益は増えない」その理由/「専任情シス不在」中小企業の3社に2社/ユーザーアカウント流出が加速、ほか

  3. 3位

    エンタープライズ

    基盤も古いし、コードも酷い! そんなクエストにGitHub Copilotで試行錯誤しまくった「みんな」こそ最高

  4. 4位

    Team Leaders

    Power AutomateでSharePoint APIを使う ― SPOリストを自動作成するフローを作ろう

  5. 5位

    sponsored

    完全自動運転の実現へ、チューリングが開発基盤にGMO GPUクラウドを選んだ理由

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    日本の自治体がみんな使っている「ManageEngine」 IT運用のすべての課題解決を目指す

  7. 7位

    クラウド

    「すでに開発コードの4分の3はAI生成」 Google Cloud CEO、エージェント時代の戦略を語る

  8. 8位

    スマホ

    ここまで便利なのか! 子どもの居場所を90秒間隔で教えてくれる、安心の見守りガジェットがすごいぞ

  9. 9位

    ビジネス・開発

    「粗悪記事」「ゼロクリック」「搾取」からクリエイターをどう守るか? AIに強いnoteが挑む創作エコシステム

  10. 10位

    ソフトウェア・仮想化

    AIエージェントを野放しにしない ― ServiceNowは“AI司令塔”で自律とガバナンスを両立

集計期間:
2026年05月11日~2026年05月17日
  • 角川アスキー総合研究所