中国のTurboLinuxは、4月11日、中国の北京にて、4月11日から13日まで開催中の“Internet World China 2000″で、米Motorolaの「PowerPC8240」上で動作する中国語版組み込み用途のLinuxを発表した。
現在、この組み込み用途のLinuxは、製品名さえ決まっていないという。同製品の主な特徴は、以下のとおり。
- 大容量のメモリーやディスクが不必要
- コンソール画面での中国語の表示と入力が可能
- X Window Systemでの中国語メニューが表示可能
2000年の3月に、米IBM、米Lineo、米Motorola、米Red Hatなどを含む50近い数の企業が、「Embedded Linux Consortium」を組織するなど、組み込み用途のLinuxが世界中で普及しつつある。
2000年初頭の、中国市場での「TurboLinux」パッケージの販売数で、米MicrosoftのWindowsを破ったという、TurboLinuxの発表が記憶に新しいが、同社はLinuxを使用した組み込みシステムでも、中国市場で着実に足場を築きつつあるようだ。
