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「StarOffice」試用レポート

1999年09月03日 00時00分更新

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 「StarOffice」をいじくり回して思ったのは、強引な言い方だがLinuxの中にWindowsのOffice環境を構築するソフトだ、ということだ。通常、Windowsパソコンを使っていて、行なうことのほとんどが、「StarOffice」の中でできてしまう。機能的にも、不足はあまり感じられないレベルまで仕上っているようだ。

最大化した画面
「StarOffice」ウィンドウを最大化すると「Windows」と見分けがほとんどつかない。

操作方法も、Windowsを意識してというよりも、Windowsそのものと言ってもよい。Windowsを使っていたユーザーが乗り換えたとしても、とまどうことなく使うことができるだろう。

ダイアログボックス
ファイルを開くときのダイアログボックス。

メニュー
「StarOffice Writer」のメニュー。

 もちろん、Linuxにはたとえば文書の整形にはTeX、計算にはoleo、グラフィックにはGIMP、プレゼンテーションにはMagicPointといった、すばらしいソフトがたくさんある。しかし、誰でも手軽に使えるオフィススィートというのは、待ち望まれているはずだ。また、異機種間どころか、オフィス製品としては、最大のシェアの「Microsoft Office」とのファイルの互換性があるというのも、かなり大きなメリットだろう。来年に予定されている日本語版のリリースが待ち遠しい。

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