米Sun Microsystems(以下、Sun)は、米The SCO Group(以下、SCO)が米IBMを提訴したことを受け、同社が開発、販売するSolarisおよびSun LinuxはSCOとのライセンスに関して問題がないことを確認したと発表した。
7日付けで発表された“SUN CONFIRMS INTELLECTUAL PROPERTY RIGHTS FOR ALL VERSIONS OF ITS UNIX OPERATING SYSTEMS”(Sunは自社のすべてのバージョンのUNIXオペレーティングシステムに関する知的財産権を確認している)と題したプレスリリースによると、SPARCおよびx86版Solaris、およびSun Linuxについて、先日発表されたSCOとIBMの法的な論争の観点から“it has absolutely no licensing issues with SCO today”(今日SCOとの間にライセンス上の問題は絶対にない)といい、これまでのライセンスによって、同社のOSに関連するUNIX知的財産権が認められているという。このプレスリリース中で、Sunは以下の3点について確認したと発表している。
- 一連のライセンスの一部として、SunはUNIXの知的財産を利用した派生著作物を開発、出荷する権利を獲得していること
- SPARCおよびx86版Solaris、セキュリティを強化したSolarisである『Trusted Solaris』、およびSun Linuxは、Sunの財産であるUNIXライセンスによって保護されていること
- SolarisおよびSun Linuxは、UNIXシステムをベースとしたサービスを開発、提供している企業にとって安全な選択を意味すること
Sunはこれらのことから、Solarisが顧客にとってもっとも安全な選択であると主張している。
