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パワポで極める「ビジネス極意」 第1回

「1枚企画書」のすすめ PowerPoint大胆活用術

2009年03月02日 06時00分更新

文● 竹島愼一郎

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【03】 自由に図形が動かせるようにする

グリッドとガイドの機能を呼び出す

図形を一定間隔の場所に吸着する「グリッドとガイド」の機能を呼び出す

(1) [図形の調整]→[グリッドとガイド]をクリック→[グリッドとガイド]ダイアログボックスを開く。

位置合わせの項目でチェックを外す

位置合わせの項目でグリッド線に合わせる、ほかのオブジェクトに合わせるの2つを外す

(2) クリックしてチェックを外す。

(3) [OK]ボタンをクリック。

ポイント

 PowerPointで図形を操作するとき、標準設定ではスライド上にはグリッドが設定されている。

 グリッドとは画面に設定された碁盤目上の格子で、図形やテキストの作成、移動、サイズ変更をするとき、最も近い端か中心に強制的に揃えられる機能である。

 自由に図形を操作するにはかえって不便となるので、作業前にグリッドの設定を解除しておく。


【04】 “タテ位置”表示にする

ページ設定画面を呼び出す

縦長の用紙に変更するため、「ファイル」メニューからページ設定画面を呼び出す

(1) [ファイル]メニュー→[ページ設定]をクリック→[ページ設定]ダイアログボックスを表示

スライドの項目を縦に

印刷の向きで「スライド」の項目を縦に変更

(2) [印刷の向き]→[スライド]→[縦]をクリック

(3) [OK]ボタンをクリック

ポイント

 PowerPointはスライドによるプレゼンが前提となっているので“ヨコ位置”が標準だが、ワープロソフトのようにタテに書き連ねていくことも可能。

 「1枚企画書」でも“タテ位置”を積極的に活用する。使用例は次週掲載予定の「ケーススタディ編」で詳しく紹介する。

Technique――
微妙な操作は拡大表示で

 標準の“ヨコ位置”に比べ、“タテ位置”にすると画面が小さくなり、細かなテキスト入力や微妙な図形の移動がしづらくなる。

 そういうときは画面を拡大するといい。微妙な揃えにもこれが使える。

ズームボタンで100%表示に

用紙の向きを縦にして操作画面が小さいと感じたら、ズームボタンで100%表示に切り替えよう

1. [ズーム]ボタンの▼をクリック。

2. [100%]を選択する。

自動調整のクリックで元通り

縦スクロールが発生して全体を見渡しにくい、と感じたら「自動調整」をクリックすればいい

3. 画面が拡大して作業がしやすくなった。

4. [自動調整]をクリックするともとのサイズに戻る(画面下)。


 少しだけ上下や左右へ図形やテキストを移動させたい場合、[図形の調整]の[微調整]を利用する。


 (次ページ、「操作編 きれいなテキストの入れ方」に続く)

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