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http://ascii.asciimw.jp/pb/ant/biz-gokui/ppg/
本連載では、竹島愼一郎氏が提唱するインパクト抜群の「1枚企画書」をPowerPointで作る手順を全5回で紹介します。社会人になったらWordやExcelだけでなくPowerPointも使いこなせなくては、社内や取引先でのプレゼンに勝ち抜けません。しかし、ただ単に企画書をPowerPointで再現しただけでは、印象に残るプレゼンにはほど遠く、居眠りを誘う会議になってしまうことでしょう。
第3回からは、「1枚企画書」の実例をパターン別に紹介していきます。組み立て方から配色の注意点まで、1枚企画書の意図を汲み取って自分のものにしてください。
※本記事は「ビジネス極意シリーズ パワポで極める1枚企画書」から一部抜粋し、編集・再構成したものです。
Table of Contents
第1回の「1枚企画書をすすめる3つの理由」はこちらを参照。
第2回の「発想や論理をアリ・ゾウで理解」はこちらを参照。
次回「プッシュ提案書3題」は3月23日頃に掲載予定。
報告書 No.1
P(問題)+S(解決)=問題解決型
営業先での問題解決を目指す
判断と考察リポート
クライアントに貼りついている営業担当者は、先方の言動を報告するとき、発言とそれに対する判断や考察を区別して示さなければならない。
客観的な事実とそれにどう考えたかを分けて示すことで、主観的意見と見なされることを避けることができ、その後の適切な対応にもつながる。そのフォーマットがこのリポートである。
見せ方のポイント
このフォーマットは、左右で、クライアント側と当社側とに分けられていますが、主眼は「問題」と「判断と考察」を明確に分けて示すことにあります。
加えて、「問題」→「判断と考察」→「ソリューション(解決策)」をわかりやすい「コ」の字型のリターンの構図で見せています。ちなみに上下2つのクレームは異なることに関するものですが、同根の問題だと考えられるので併記しました。
配色を単純に左右で分けると単調に見えてしまうので、交互に色分けして見栄えをよくしました。
S=Scene(情況)、V=View(見解)、C=Concept(中核概念)、I=Idea(具体案)、P=Plan(計画)を示す。これらの詳細は第2回を参照されたい。
■ カラーリング
基調色は青色とマゼンタ(明るい赤紫色)と、その濃淡の同系色のピンクを使ってあります。両者でダブルバランスを形成しています。
(次ページ、「写真入りの見学リポートで『気づき発想型の報告書』を作る」に続く)

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