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ビデオもゲームもビッグバンな速さ!? Core i7正式発表

2008年11月18日 17時22分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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Intel Core i7 プロセッサー
Intel Core i7 プロセッサー。右はヒートスプレッダーを外した珍しい状態

 インテルは18日、コード名「Nehalem」で知られる話題の新アーキテクチャーCPU「Core i7 プロセッサー」の発表会を開催した。CPUと対応マザーボードは、すでに15日から販売が開始されているが(関連記事1)、発表会ではホワイトボックス系を中心に、多数の搭載製品が発表され、高パフォーマンスを重視するユーザーにアピールする姿勢を強く打ち出した。

Core i7-965 Extremeの実物 Core i7-965 Extremeの実物

 同日発表されたのは、Core i7/Core i7 Extremeの3製品と、対応チップセットであるIntel X58 Expressなど。いずれもすでに秋葉原のパーツショップなどでは販売されていて、特に最上位のCore i7-965 Extremeは、深夜販売で完売するほどの人気を呼んでいる。

クロック周波数 3次キャッシュ QPI TDP 価格(1000個受注時)
Core i7-965 プロセッサー Extreme 3.20GHz 8MB 6.4GT/秒 130W 10万2590円
Core i7-940 プロセッサー 2.93GHz 4.8GT/秒 5万7720円
Core i7-920 プロセッサー 2.66GHz 2万9170円

 Core i7シリーズは、現在のCore 2 DuoなどCoreマイクロ・アーキテクチャー採用のCPUのコア部分を引き継ぎながら、CPU全体のアーキテクチャーを大幅に変更した新しいCPUだ。アーキテクチャーの名称については、現在はコード名をとって暫定的に「Nehalemマイクロアーキテクチャー」と呼ばれている。

Core i7のアーキテクチャー図 Core i7のアーキテクチャー図。Intel X58 Expressチップセットとの組み合わせを示す

 主な特徴は以下の4点で、特にメモリーコントローラーの内蔵と「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」は、パフォーマンスの向上に大きな効果があると期待されている。なお、特徴の詳細については、関連記事2関連記事3を参照していただきたい。

1ダイでクアッドコア、3次キャッシュ内蔵。HTにも対応
ひとつのCPUダイ上に、4つのCPUコアと周辺回路を集積。各CPUコアは独立した1次(32+32KB)・2次キャッシュ(256KB)を持ち、さらに共有型の3次キャッシュを8MB内蔵する。ひとつのCPUコアで2つのスレッドを同時実行するマルチスレッド機能「ハイパースレッディング・テクノロジー」も採用する。
メモリーコントローラーの内蔵
従来はチップセット側にあったメモリーコントローラーを、CPUダイ上に内蔵して高速なメモリーアクセスを実現。DDR3-1066メモリーを3チャンネル分接続可能。
新チップ間インターコネクトバス「QPI」
CPUとチップセットや、CPU同士を結ぶインターコネクトバスに、新しい高速シリアルバス「QPI」(QuickPath Interconnect)を採用。
電力制御ユニットの改良とターボ・ブースト
CPU内部にインテリジェントな電力制御ユニット「PCU」を搭載。きめ細かな電力制御で消費電力を削減するほか、TDPの範囲内で自動オーバークロックを行なう「ターボ・ブースト・テクノロジー」にも対応する。
改良された電力制御機構 C6ステートのサポート
改良された電力制御機構。各コア単位でクロックや電圧、電源オン/オフを制御できるC6ステートのサポートにより、未使用時のコアの消費電力を大幅に削減できるように
ターボ・ブースト・テクノロジーの動作パターン ターボ・ブースト・テクノロジーの動作パターン ターボ・ブースト・テクノロジーの動作パターン
2つのコアを停止し、残る2つをクロックアップ3つのコアを停止し、残るひとつを大きくクロックアップ4つのコアすべてをクロックアップ

 発表会では、同社代表取締役社長の吉田和正氏などが、Core i7の特徴とその性能を示すプレゼンテーションが披露された。最大のセールスポイントである性能については、「その速さ、ビッグバン」というキャッチフレーズが掲げられ、ビデオエンコードやゲーム、高度なマルチタスク処理などのデモを通じて、現行のCore 2 Duo/Quadと比較しての高性能ぶりをアピールした。

既存のCore 2 Duo/QuadとCore i7-965 Extremeの性能差を示すグラフ マルチタスク処理性能のデモ
既存のCore 2 Duo/QuadとCore i7-965 Extremeの性能差を示すグラフ。最速のCore 2 Extremeより40%も高速というマルチタスク処理性能のデモ。Core i7-965 ExtremeとCore 2 Quadで、大量の高負荷アプリケーションを同時実行し、処理にかかる時間や快適さを示した
ビデオ編集に関する性能グラフ ゲームでの性能グラフ
インテルが公開したベンチマークテストの例。ビデオ編集に関する性能グラフで、Core i7-965 Extremeが25~79%高速としている同じくゲームでの性能グラフ。CPU以外の要素も大きいテストだが、それでも5~55%高速としている

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