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エボマガ×ASCII.jp号 ラリージャパンに参戦! 第4回

華々しくWRCが開幕! その裏では?

2008年11月04日 20時00分更新

文● 真鍋裕行

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 ついに迎えたセレモニアルスタート(開会式)の日。華々しい会場内とは裏腹に、明日から始まるレース本番に備えての戦いが、サービスパークで行なわれていたのである! そしていよいよ、エボマガASCII.jpランサーが世界にお披露目された!

ラリージャパン参戦6日目 10月30日


10:00 競技車両のセットアップ

 車検を終えた競技車両だが、競技開始までの車両保管がないため、この日が最終的なセッティング変更などの日程に当てられる。競技期間中は限られた時間の中で作業を行なうことになるので、実質的にいって、最終のメンテナンスやセットアップ作業ができる時間は今日のみ。アライメントの調整、装備品の取りつけ、特に路面の悪いダート(未舗装路)を走るので、ボディ下まわりなどを入念に確認する。ボディ下部は、駆動系のパーツやサスペンションアームなど重要なパーツがあるので、これを保護するためのプロテクターを入れていてる。そのチェックなども欠かせない。

セットアップが完了したマシンをキレイにして作業はおしまい。写真はボディを拭くライター真鍋氏。スタッフなので、メカニックスーツを着てこのような作業も行なう

これはスバルのワークスチームのサービスパーク。一切の無駄がそぎ落とされた作業はもはや神業の域。満身創痍で戻ってきたマシンを新車同然に修復させるのだ


16:00 ラリーショー

 今回のラリージャパンは、札幌ドーム内を走行するスーパーSSが目玉となっている。屋内で開催されるスーパーSSはラリージャパンが世界初だ。普段グラウンドとして使われているところにはコースが設置され、地面にはアスファルトに似た材質のものが敷き詰められている。このコース上にラリーマシンを並べ、ドライバー、コ・ドライバーなどのエントラントの紹介を兼ねたラリーショーが開催された。観客は無料で入ることができ、ラリーマシンやドライバーとの記念撮影、サインなどをお願いしていた。ファンとエントラントが身近なのもWRCの特徴。その気になれば誰でもトップドライバーを間近で見ることができる。ラリーファンには大満足なイベントとなっただろう。

入場無料なので多くのファンが詰めかけた

スバルブルーに統一されたスバル応援団

出場選手はプロもプライベーターも一緒に記念撮影

ワークスマシンだってこんなに接近して見ることができる!

最近、勝利から遠ざかっているものの、ファンからの人気が圧倒的に高いスバルのエース、ペター・ソルベルグ(写真奥)。サイン会は長蛇の列で、フェンスが倒れそうだった

インタビューを受ける新井敏弘選手。WRCの併設競技であるPWRC(プロダクションカーWRC)の世界王者で、日本人で唯一の国際四輪チャンピオン

(次のページへ続く)

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