ネオジャパンスタッフが明かすdesknet's SNSの機能
セミナー後半は、「desknet's SNSを利用した新しい情報共有の方法」と題して、同社プロダクト事業本部 第二営業部部長 中沢 仁氏が壇上に立った。
中沢氏は、グループウェアとSNSの違いを簡単に説明したあと、同社のビジネスSNS「desknet's SNS」のデモンストレーションを行った。最初に示したのは、グループウェアやSNS、メールなどの、機能的違いを表したマトリクスだ。
次に中沢氏は、SNSの代表的な情報の流れ/ユーザーの動きをスライドで示した。
次のデモンストレーションは、日記、コミュニティ、イベントスケジュール、アンケート、本やCDのおすすめレビュー、フォトライブラリ、メッセージ、あしあとなどの、desknet's SNSの基本的な機能が紹介された。
この中でも、特にコミュニティの検索機能は重要と言える。ビジネスSNSのコミュニティは、コンシューマ向けのSNSと違って業務を中心としたツリー構造を取る場合もある。そうした場合にコミュニティ検索が重要になってくるわけだ。さらに「RSS機能」も便利だろう。ウォッチしておきたい社外サイトのRSSフィードの登録や、個人として見ておきたいフィードを登録しておける。
次に、林氏も話題に挙げた投稿を促す工夫について、desknet's SNSの機能面から紹介した。拍手機能――Web投稿機能がそれである。たとえば役に立った書き込みに対しては、「トピックに投票する」ボタンを押せば、その書き込みに対して一票が投じられる。それら投票は集計されるので、企業にとってどのような有効な書き込みが行われたかが分かる。特定のコミュニティに投票が多かったら、そのコミュニティを会社が公認して運営するといった手法も考えられる。
また、管理機能についても紹介があったが、特に特徴的だったのは、プロフィール項目の追加機能である。たとえば「TOEIC点数」の項目を、管理者が付け加えられる。その企業に特化した形でのプロフィール項目を追加することで、特定のスキルを持ったスタッフを簡単に検索できることになる。
管理機能としてはもうひとつ、トラブル防止の機能として、「通報機能」も用意されている。たとえば、とある書き込みに対して「公開前の情報では?」と通報すれば、早い段階でトラブルの阻止が可能だ。
締めくくりとして中沢氏は、SNSの導入で社内の風通しがよくなり、アイデアや社員の一体感も増してくること。他部署メンバーとの連携も簡単に可能であること。“現場中心”のコミュニケーションツールとして活用でき、たとえば誕生日が記されているだけでも円滑になると言う利点などを紹介して壇を下りた。