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Webグループウェア「desknet's」が“クラウド”に進化

2009年05月12日 06時00分更新

文● 吉川大郎/企画報道編集部

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 Webグループウェアの世界も、一気に“クラウド”化だ。

desknet's Orchestraのイメージ
desknet's Orchestraの構造。SaaS基盤である「Applitus」、その上位層で 企業の情報インフラを支える「イントラクラウド、プロダクト&サービス」、さらに、業界ごとに特化したキメの細かいSaaSのサービスを提供する「バーティカルSaaSサービス」、そしてこれらの機能は、各々が小さいソフトウェア部品群「オーケストラ・コンポーネント」によって実現される

 グループウェアを皮切りに、Webブラウザーで使う企業用コミュニケーション製品を手がけてきたネオジャパンが、中期経営戦略「ネオジャパン00(ダブルオー)戦略」とともに、パートナー4社との協業を発表した。

 ネオジャパン00戦略とは、「Double Orchestra Strategy for our future!!(未来のための2つのオーケストラ戦略)」の意。“ダブル”とは「NEOJAPAN Orchestra」と、「desknet's Orchestra」の2つを指す。前者のNEOJAPAN Orchestraは、主要事業、パートナーシップ、製品、技術、人材を成長させていくといったもの。

 直接顧客に関係してくるのは後者の「desknet's Orchestra」だ。この戦略は、いわゆる“クラウド”的なサービスを、desknet'sをポータルとして使いながら実現しようというものだ。ここで言う“クラウド”的というのは、ガジェットなど、Web部品をdesknet'sの上に乗せ、結合させることで柔軟なシステムを作っていくというもの。それぞれのサーバソフトウェアの柔軟な結合=クラウドというわけだ。


グループウェアが
企業の戦略ポータルとなる

 かつて、中小企業も気軽に導入でき、スタッフ間の情報共有を格段に高めたWebグループウェアだが、ネオジャパンはdesknet's Orchestraによってそれをさらに進化させ、企業の情報ポータルに位置づけることで市場の拡大を狙っている。

イントラクラウド
desknet'sを使ったイントラクラウドの模式図。desknet'sがポータルとなり、その後ろで様々な機能が連携している

 さまざまな経営分析や営業支援が行なえる“情報ポータル”という分野は、いくつかの製品が存在するものの、価格も高く導入できる企業は限られていた。ネオジャパンは、desknet'sにクラウド的機能を付加することで、安価に企業の情報ポータルを実現しようとしているわけだ。

 具体的には、グループウェアdesknet'sに、ドキュメント管理や企業内情報の検索、コンテンツ管理などを組み込めば、従来のグループウェアの枠を超え、情報ポータルとしての機能を提供できる……というものだ。desknet'sの最新版であるバージョン7は、ネオジャパンが用意したパーツだけではなく、インターネット上のブログパーツなどを自由に貼り付けられるという特徴を持っている。

 これを、ネオジャパンでは「イントラ(グループウェア)クラウド構想」と呼んでいる。desknet'sに“乗る”のは、ネオジャパンのパーツ=ガジェットだけではない。サードパーティの製品も対応する。

次ページに続く

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