動いてる猫を撮るとき、真っ昼間で明るい時はいいけど、そうじゃないとぶれて写っちゃう。いわゆる「被写体ぶれ」。シャッタースピードが1/60秒だと、猫が1/60秒の間に動くとそのぶんぶれる。これが1/600秒だと、そんな短い間の動きなんて知れているから、全速で走ってない限りそうそうぶれない。単純にいえばそういうことなのである。
じゃあ逆に、猫の動きに合わせてカメラを動かしながら撮るとどうなるか。うまくいけば、背景はブレるけど猫は止まって写る。これがいわゆる「流し撮り」。
まあ自動車や電車のように、右から左に(逆でもいいけど)ほぼ等速で走ってくれるものならいいけど、猫のように気まぐれなヤツが相手だと、そううまくいくもんじゃないわな。足で移動する動物はどうしても上下運動があるし、動きが予測しずらい。
でもね、わたしは思うのだが、別にきちんと止まらなくていいのである。多少猫がぶれてても、その方が「走ってます感」というか躍動感があっていいじゃないか、と。「猫より背景の方が大きく流れていればよし」としていいじゃないか、と。 そんなゆるい基準でお送りします。
もちろん、流し撮りを狙って撮ったわけじゃなくて、曇天下のちょっと暗いとこで猫を撮ろうとしたら、相手が動き出しちゃったもので慌てて流し撮りをした……という代物なのだけど、まあ、猫の流し撮りってそんなもの。流し撮りって基本的にカメラを横に動かしながら撮るものだから、被写体が上下に動いちゃうとうまく止まらない。でもそのぶん、ダイナミックな写真になる。
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