とりあえずエンジニアも見た目だ！　この春、好感度の高いスーツを買う

2008年03月14日 21時50分更新

ネクタイとシャツの組み合わせでTPOに合わせる

　スーツを着こなすには、シャツとネクタイ選びがキモとなる。シャツの色や柄、それに合わせるネクタイによって、スーツの表情はガラッと変わるからだ。ITビジネスマンとしては、トレンドをほどほどに取り入れながらも、打ち合わせやプレゼンといったTPOに合わせた着こなしをマスターするのが望ましいだろう。今年のシャツとネクタイのトレンドと、TPOごとの組み合わせ方について、伊勢丹新宿店メンズ館のシャツ・タイアシスタントバイヤー金子晋也さんに聞いた。

「今年のカラーのトレンドは、サックス(薄い青色)とベージュです。サックスシャツにシャンパンゴールドのネクタイの組み合わせは、まさにトレンドの組み合わせでしょう。ただし、シャンパンゴールドなどのベージュ系は、着こなすのが非常に難しい色です。そこで、サックスに加えて、流行色でもあるネイビーやパープルを取り入れるのがお勧めですね」

●TPO別のシャツとネクタイの組み合わせ（打ち合わせ、プレゼン、営業、合コン）

同業界の頻繁に会う人との打ち合わせ：　　　　　　　　　　　　うるさくなりがちな細かいストライプ柄でも、襟とカフス部分が白地のクレリック（衿やカフスを同種の白無地で作ったシャツ）なら落ち着いた印象になる。またクレリックは着こなしが難しいストライプ同士のスーツとシャツでも合わせやすい。　シャツ：ハービー＆ハドソン(9345円[税込み]) ネクタイ：クリケット(8925円[税込み])

顧客へのプレゼン：　　　　　　　プレゼンなど主張する場では、Vゾーンをハッキリと見せよう。信頼できる印象を与える白シャツに、主張性のある赤のネクタイを合わせるといい。織（オリ）の入った白シャツなら、さらに今どきに。　　　　　　　　　　　シャツ：スキャッティ(9345円[税込み]) ネクタイ：フェアファックス(7245円[税込み])

営業など外回り：　　　　　　　　外回りなどには、ネクタイを外しても首まわりがスマートに見える、襟が高いボタンシャツがおすすめ。サックス無地のシャツに、ネイビーの小紋柄ネクタイを合わせて清潔感のある装いに。　　　　　　　　　　　　　　　シャツ：カミチャイオ(9345円[税込み]) ネクタイ：フランコスパダ(8295円[税込み])

合コンなどの会食：　　　　　　　白地に紺などの単色ストライプではなく、パープル(ラベンダー)など色気のある多色使いのシャツを身に付ければ、華やかな印象に。ネクタイには、シャツの色に合わせて、若干光沢のある無地を選ぶといい。シャツ：スキャッティ(9765円[税込み])ネクタイ：フェアファックス(8925円[税込み])

　トレンドを適度に押さえたスーツと、TPOに合わせたシャツとネクタイの着こなしをマスターすることは、資格やスキルの取得と同じく、キャリアップを目指すビジネスマンには欠かせない。スーツファッションは、シャツやネクタイの組み合わせに加えて、カフスボタンやネクタイピン、チーフといった小物のコーディネートもあり、非常にが奥深い。いきなり完璧を目指す必要はないが、服装が相手に与える印象を考えることは、想像以上に対人関係に影響を持つものだという発見にも通じるはずだ。