このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

週末見るコンテンツはコレ★ 第25回

【週末見るコンテンツはコレ★】

強いだけでは物足りない! 「ファンタスティック・フォー」など愛すべきコミカル・ヒーローもの3作品

2008年02月01日 21時00分更新

文● 大石太郎

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コミカル×アンビリーバブル
友情・恋愛もりだくさんのヒーロー養成学園もの
「スカイ・ハイ」

「スカイ・ハイ」のパッケージ

「スカイ・ハイ」のパッケージ。(C)Disney.

「スカイ・ハイ」
DVD
価格:1500円
発売日:2006年4月19日(発売中)


発売・販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
http://www.movies.co.jp/

 アクション映画ファンにといって、カート・ラッセルは絶対に外せないヒーロー。「要塞警察」でのナポレオン、「ニューヨーク1997」でのスネーク・プリスキン(「メタルギアソリッド」シリーズの主人公ソリッド・スネークのモデル)の勇姿はいつ見てもシビれるほどカッコいい! そんな彼が再びヒーローとなってスクリーンに蘇る! これはどう考えたって必見でしょう!

 カート・ラッセルが演じる「ザ・コマンダー」は世界最高のスーパーヒーロー。昔からのアクション映画ファンにとっては、ザ・コマンダーの八面六臂の活躍を期待したいところだが、残念ながら主人公はザ・コマンダーではなく、息子のウィル。両親ともにスーパーヒーローという恵まれた境遇にいながら、何の能力もない普通の高校生が、ヒーローを養成する高校「スカイ・ハイ」に入学することとなる。

 ヒーローものという仮面をかぶっているが、実は非常に良くできた学園映画。運動神経(特殊能力)が優れた人間だけが認められるおなじみのヒエラルキー、落ちこぼれ同士の友情と恋、親からの過剰なプレッシャーなどなど、学園映画の定番をバランスよく取り込みつつ、ヒーロー映画へのオマージュもたっぷり詰まっている。

 そして本作をより興味深く楽しめるポイントがもう1つある。それは絶妙なキャスティングだ。先に述べたカート・ラッセルに加え、スカイ・ハイの校長役はTVシリーズ「ワンダーウーマン」で主役のワンダーウーマンを演じたリンダ・カーター。体育教師役は「死霊のはらわた」でお馴染みのキャプテン・スーパーマーケットことブルース・キャンベル! ということで、ホラーファンも必見。

 すべてが丁寧に作られた良質の青春映画。お子様から映画マニアまで、どんな人にでもオススメできる良作。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中