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週末見るコンテンツはコレ★ 第16回

【週末見るコンテンツはコレ★】

肉まんを死ぬほど食べても心は温まらない! 「レミーのおいしいレストラン」など心温まる“食”の3作品

2007年11月16日 21時10分更新

文● 大石太郎

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人生を楽しむためのレシピとは?
「マーサの幸せレシピ」

「マーサの幸せレシピ」のパッケージ。(C)Pandora Film Produktion GmbH/Prisma Film/T&#38

「マーサの幸せレシピ」のパッケージ。(C)Pandora Film Produktion GmbH/Prisma Film/T&C Film/Palomar

「マーサの幸せレシピ」
DVD
発売日:2003年5月23日(発売中)
発売元:株式会社ショウゲート
販売元:アミューズソフトエンタテインメント株式会社
税込価格:3990円


 主人公は天才的なセンスを持つ料理人。といってもドブネズミではなく、れっきとした人間。しかも女性

 職人気質で仕事は完璧にこなすけど、他人との関わりが希薄。仕事に忙殺される毎日を過ごす彼女にある日、姉が事故で亡くなってしまうという不幸が訪れる。そして彼女の生活に8歳になる姪が加わることになるのだが……。

 本作品はドイツの映画。働く女性が苦労するのは日本もドイツも同じようで、主人公のマーサもやっとのことで手に入れたシェフとしての地位を逃すものかと毎日頑張っている。そんなときに新しく厨房に入ってきたイタリア人シェフ。仕事はこなすけど、いつも陽気で情熱的。そんな彼へのほのかな恋心を通して、母の死の痛手から抜け出せないでいる姪との関わりも円滑なものになっていく

 男子的な見どころは、何といってもイタリア人シェフの口説きのテクニック。見た目はたいしてカッコよくない(ドイツ人的にはアリなのかもしれないが)オッサンなのに男の目から見ても魅力的。

 いかにもイタリア人的なオーバーアクションをモノにするのは難しそうだが「料理ができるようになれば俺だって……」と思えてしまう。フォースがあればジェダイの騎士にだってなれるし、カンフーができればブルース・リーになれる、かもしれない。観たあとに「俺もああなりたい」と思わせる映画に外れナシ。恋愛モノだからといって敬遠せずに思う存分観てほしい。本作のハリウッド版リメイク「幸せのレシピ」(キャサリン・ゼダ・ジョーンズ主演)は、まだ上映中の館もあるみたいなので、見比べるのもいいだろう。

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