ジャンクパーツとジャンクフードをこよなく愛するアスキー・ジャンク部。そんなわれわれに耳寄りのニュースが届いた。エースコックが一般消費者からアイディアを募り、「夢のカップめん」を発売するというのだ!
エースコックは、6月からmixi内で「夢のカップめん開発プロジェクト」というコミニティを立ち上げており、mixiユーザーから新商品のアイディアを募集している。その結果735件のアイディアが集まり、エースコックによる選定とユーザー投票から、2つのアイディアが商品化されることになったという。
いったいユーザーの声から生まれた「夢のカップめん」とはどんなものか? 8日に開催された記者発表会兼試食会にさっそく乗り込んできた!
これぞB級! 「つゆ焼きそば」
今回発表されたのは、「つゆ焼きそば」と「カレーラクサ春雨」の2種類。
われわれが期待を寄せているのがこちらの「つゆ焼きそば」。なんとこれ、焼きそばにラーメンのスープをかけて食べるという、かなりユニークな食べ物。
「ラーメンと焼きそば両方食べたいなら混ぜちゃえばいいじゃん」といった、ラーメンライス的なノリがジャンク部のハートをわしづかみにするのだ。
「なんで焼きそばにスープいれちゃうの? 焼きそばの意味ないじゃん!」なんて無粋なことは言わない。むしろこれは、ラーメンライスのネクストレベル! 新たなB級グルメの誕生を予感させるものだ!
さて、この「つゆ焼きそば」、実は青森県黒石市発祥の食べ物だそうだ。黒石市の住民はなぜか昔から焼きそばが大好きで、朝から焼きそばはもちろん、飲食店では、焼きそば+ごはん+味噌汁の「焼きそば定食」が人気だという。さらに、驚きなのは「焼きそばオードブル」の存在。読んで字のごとく、このメニューを注文すると、オードブル皿に3~4人前の焼きそばだけが盛られてくるというのだ! もうどれだけ焼きそば好きなのかと突っ込みたくなる。
そんな黒石市で「つゆ焼きそば」が生まれたのは、昭和30年代後半のこと。最近になってブームが再燃し、黒石市のあちこちの店で作られるようになったという。昨年末ごろからマスコミで取り上げられるようになり「B級グルメの筆頭」と称されるようになったとか。
前置きが長くなったが、続いて肝心の味についてレポートしよう。