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林信行のマイクロトレンド 第13回

技術者なら今すぐ参加すべし──SNSの最先端「Facebook」

2007年09月26日 11時00分更新

文● 林信行(ITジャーナリスト)

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プロフィールにさまざまなアプリを貼り付け


 FacebookはAPIが公開されており、自分のプロフィールに、Windows Vistaで言う「ガジェット」、Mac OS Xで言う「ウィジェット」のようなミニアプリケーションを追加できるのだ。

ユーザーのプロフィールページ

ユーザーのプロフィールページ。顔写真の下にミニアプリケーションへのリンクがずらっと並んでいる

 例えばTwitterのアプリケーションを追加すれば、自分がTwitterに投稿したメッセージをプロフィールに表示できるばかりか、FacebookからTwitterを更新することも実現できる。

 Flickrのアプリケーションを貼れば、自分のプロフィールにFlickrに投稿した最新写真の一覧が、YouTubeに対応した「ZuPort」というアプリケーションを貼ればYouTubeの最新動画が表示される。

 Last.fmのアプリケーションを貼れば、Last.fmに登録された自分のお気に入り曲の一覧が現れ、自分のプロフィールを訪問した人達が試聴することができる。

 自分がこれまで訪問した事のある都市を一覧表示する「Where I've been」というアプリケーションもあれば、自分のプロフィールに声のメッセージを残せるようにする「VoiceMail」というアプリケーション、読書中の本や感想を表示するVisual Bookshelfというアプリケーションもあれば、友達を「学校関係」、「仕事関係」と分類する「Circle of Friend」というアプリケーションもある。



ジョークアプリで楽しむことも


 遊び心いっぱいのアプリケーションも多い。

 「Zombies」というアプリケーションを貼ると、他の人に噛みついて(噛みついたことにして)ゾンビにすることができる。噛みついた相手の数によって、自分のレベルが上がっていく。ついつい楽しくて友達に噛みついたあとリンクをたどってみると、実はこのゾンビアプリケーションが新しいゾンビ映画の広告だったりして、マーケティングのうまさに感心させられる。

 これ以外に、スターウォーズのジェダイとシスに分かれて、仲間の多さを競い合うアプリケーションというのもある。

 相手にギフトとしてビールやカクテルを送る「Happy Hour」というアプリケーションも面白い。送った相手のプロフィールに、ビールやカクテルの写真が表示されるだけなのだが、大仕事をやり遂げた友達に自宅から祝杯を届けられる。

 セカンドライフのリンデンドルほどちゃんとしてはいないが、Facebook上の仮想通貨を標榜する「AceBucks」というサービスも登場して、注目を集めている。

 とにかくアイデア次第で、毎日のように次から次へと新しいアプリケーションが登場してくるので、これらを試しているだけでも、かなり楽しめる。

Flickrの写真

画像の左下にFlickrの写真が見える。右側は上から、Last.fm、Circle of Friends、Happy Hour!を表示したところ


(次ページに続く)

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