プロフィールにさまざまなアプリを貼り付け
FacebookはAPIが公開されており、自分のプロフィールに、Windows Vistaで言う「ガジェット」、Mac OS Xで言う「ウィジェット」のようなミニアプリケーションを追加できるのだ。
例えばTwitterのアプリケーションを追加すれば、自分がTwitterに投稿したメッセージをプロフィールに表示できるばかりか、FacebookからTwitterを更新することも実現できる。
Flickrのアプリケーションを貼れば、自分のプロフィールにFlickrに投稿した最新写真の一覧が、YouTubeに対応した「ZuPort」というアプリケーションを貼ればYouTubeの最新動画が表示される。
Last.fmのアプリケーションを貼れば、Last.fmに登録された自分のお気に入り曲の一覧が現れ、自分のプロフィールを訪問した人達が試聴することができる。
自分がこれまで訪問した事のある都市を一覧表示する「Where I've been」というアプリケーションもあれば、自分のプロフィールに声のメッセージを残せるようにする「VoiceMail」というアプリケーション、読書中の本や感想を表示するVisual Bookshelfというアプリケーションもあれば、友達を「学校関係」、「仕事関係」と分類する「Circle of Friend」というアプリケーションもある。
ジョークアプリで楽しむことも
遊び心いっぱいのアプリケーションも多い。
「Zombies」というアプリケーションを貼ると、他の人に噛みついて(噛みついたことにして)ゾンビにすることができる。噛みついた相手の数によって、自分のレベルが上がっていく。ついつい楽しくて友達に噛みついたあとリンクをたどってみると、実はこのゾンビアプリケーションが新しいゾンビ映画の広告だったりして、マーケティングのうまさに感心させられる。
これ以外に、スターウォーズのジェダイとシスに分かれて、仲間の多さを競い合うアプリケーションというのもある。
相手にギフトとしてビールやカクテルを送る「Happy Hour」というアプリケーションも面白い。送った相手のプロフィールに、ビールやカクテルの写真が表示されるだけなのだが、大仕事をやり遂げた友達に自宅から祝杯を届けられる。
セカンドライフのリンデンドルほどちゃんとしてはいないが、Facebook上の仮想通貨を標榜する「AceBucks」というサービスも登場して、注目を集めている。
とにかくアイデア次第で、毎日のように次から次へと新しいアプリケーションが登場してくるので、これらを試しているだけでも、かなり楽しめる。
(次ページに続く)
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