VIA製マザーボード“EPIA”ブランドから2シリーズ、3モデルが登場した。ひとつは120mm×120mmサイズの“Nano-ITX”規格を採用する「VIA EPIA NR」シリーズから1モデル。もうひとつは170mm×170mmサイズの“Mini-ITX”規格を採用する「VIA EPIA LT」シリーズから2モデル、合計3モデルだ。
「VIA EPIA NR」シリーズ
まず“Nano-ITX”規格を採用する「VIA EPIA NR10000EG」だが、搭載CPUであるNanoBGA2パッケージのC7 1.0GHzは従来モデルと比べると実クロックが下がった分“Nano-ITX”を採用する製品としては安価な約3万円という販売価格が特徴だ。
主なスペックは、チップセットにVGA機能を統合する“VIA CX700”を搭載。拡張スロットはMini-PCI×1でメモリはDDR2 SO-DIMM×1(DDR2-533/1GBまで)で、その他、VIA“VT1708A”によるサウンド機能やVIA“VT6107”による100/10Base-TXイーサネット、Ultra DMA133/100×1、Serial ATA×2などをオンボードで搭載している。ブラケット部にはD-SUB出力が用意されているほか、ファンレス仕様のヒートシンクが付属する。価格は高速電脳で3万円、アークで3万780円となっている。
「VIA EPIA LT」シリーズ
次に170mm×170mmサイズの“Mini-ITX”規格を採用する「VIA EPIA LT」シリーズだか、こちらはクロック違いで2モデル、C7 1.0GHz搭載モデルの「VIA EPIA LT10000EAG」(ファンレス)とC7 1.5GHz搭載モデルの「VIA EPIA LT15000AG」(付属のヒートシンクはファン付き)と計2モデルが発売された。
同シリーズの特徴は“VIA EPIA”シリーズには意外と少ないデュアルイーサネット仕様となる点だ。
主なスペックは、チップセットにはVGA機能を統合する“VIA CX700”を搭載。拡張スロットはPCI×1で、メモリはデスクトップ向けのDDR2 DIMM×1(DDR2-533/1GBまで)。その他、VIA“VT1708A”によるサウンド機能やVIA“VT6107”による100/10Base-TXイーサネット×2、Ultra DMA133/100×1、Serial ATA×2などをオンボード搭載。イーサネット以外は、VIAのMini-ITXマザーとしてはオーソドックスな作りといえるだろう。価格は「VIA EPIA LT10000EAG」が高速電脳で2万8000円、アークで2万8480円、「VIA EPIA LT15000AG」が高速電脳で2万9000円、アークで2万9480円となっている。