Windwos Vistaのスクリーンセーバー機能は、基本的にはXPから大きく変わっていない。収録されているスクリーンセーバーは標準で8個と、XPの11個よりも少なくなった。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
- Vistaに標準で搭載されるスクリーンセーバー
- Windowsエナジー
- Windowsロゴ
- オーロラ
- バブル
- ブランク
- ラインアート
- リボン
- 写真
特筆すべきものとしては、画像や動画のスライドショーを表示する“写真”の強化が挙げられる。写真の切り替え時にパンやズームを行ったり、白黒やセピアにするなど、スライドショーのテーマが13種類選べるのも面白い。テーマをランダムで利用することもでき、飽きずに楽しめるだろう。
また、特定のフォルダー内の画像だけでなく、“Windows フォトギャラリー”に登録された画像や動画を再生させることもできるようになった。さらに、Windows フォトギャラリーで設定したタグや評価の格付けを利用して、特定のタグを持つ画像や、一定以上の評価の画像だけを表示させるといった設定ができるのも魅力だ。気分にあった写真を、手軽にスクリーンセーバーで表示できるわけだ。
なお、“写真”で動画を表示したり、テーマを使った表示を行なうには、Vista内蔵のパソコン性能評価機能“Windows エクスペリエンス インデックス”の“グラフィックス”の値が、3.0以上である必要がある。この値が3.0未満のパソコンではテーマの選択ができず、動画を選択してもスクリーンセーバーで表示されない。
その他の新しいスクリーンセーバーとしては、デスクトップ上をシャボン玉のような泡が乱舞する“バブル”が、なかなか派手で一見の価値がある。一方で、XPの“ラインアート”“ベジェ”は設定を変更できたが、なぜかVistaのラインアートでは、設定を変更できなくなった。3Dを多用したビジュアルが売りのVistaとしては、やや寂しいところだ。
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