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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第99回

ここが変わったWindows Vista 100連発!

8GB以上のメモリーを認識できる64bit Vista

2008年10月29日 10時00分更新

文● 柳谷智宣/アバンギャルド

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64bit版Vistaのシステムプロパティ

64bit版Vistaのシステムプロパティ

この機能はWindows Vistaの64bit版全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

 Windows Vistaには32bit版だけでなく、すべてのエディションに64bit版が用意されている。Ultimateのパッケージには32bit版と64bit版のディスクが同梱されており、どちらかを自由にインストールできる。

 その他のエディションには、64bit版のディスクは同梱されていないが、1050円の実費でマイクロソフトから取り寄せられる。またOEM版の場合、すべてのエディションで32bitもしくは64bitのみのディスクが販売されている。

64bit版ディスクを取り寄せられる

「Windows Vista インストールメディア お申し込みセンター」から、64bit版ディスクを取り寄せられる

 32bit版と64bit版で、機能や見た目の違いはほとんどない。64bit版の最大のメリットは、利用できるメモリー容量が大きいこと。32bit版では最大4GBまでしかメモリーを認識できないが、64bitならHome Basicでさえも、最大8GBのメモリーを利用できる。Home Premiumは16GB、BusinessやEnterprise、Ultimateは128GB以上のメモリーを利用できる。最近はメモリーモジュールが格安で手に入るので、大容量メモリーの有効利用ができる64bit版に注目が集まっている。

 64bitのVistaでも基本的に、32bitアプリケーションは動作する。また、64bit用に作られたアプリケーションなら、高速にデータ処理できるのが特徴だ。ただし、デバイスドライバーは32bit版を流用できず、64bit版が必要になる。また、64bit版Vistaをインストールするには、CPUなどのハードウェアが対応している必要がある。

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