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アスキー的パソコン大解剖 ― 第1264回

窒化ガリウム電源や透過液晶が流行る?

2020年自作PCトレンド大予想! (1/5)

2020年01月11日 12時00分更新

文● 宮里 圭介 編集●北村/ASCII

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 自作PCパーツの最新情報といえば、1月開催のCES、6月開催のCOMPUTEX TAIPEIがやはり注目だが、毎日のように新しい製品が発売され、さまざまな注目製品が登場している。

毎年PC情報が多く発表されるCOMPUTEX TAIPEI。6月開催とまだ予定は先だが、今年も数多くの製品が登場してくれることだろう

 昨年の主要パーツを少し振り返ってみても、第3世代Ryzen、PCIe 4.0対応SSD、GeForce RTX 20 SUPERシリーズ、Wi-Fi 6対応あたりは、話題となったトピックといえるだろう。

 ちょっと変わったところだと、長尾製作所のビデオカードを飾るためのスタンド「NB-VGA-DP01」のように、PCパーツ単体を鑑賞するための製品まで登場。直接PCには関係しないものの、思わず買ってしまったという自作PCファンも少なくない。

ビデオカードを愛でるために生まれたシンプルなスタンド。この「ディスプレイシリーズ」は現在3製品登場しており、コレクション台として一部に人気がある

 2020年にどんな製品が登場し、どんなジャンルが注目されるのかは分からないことのほうが多いが、今から楽しみなのは誰しも同じ。そんな自作PCパーツについて、確実に発売されるだろうモノから妄想まで、トレンドや製品を予想してみた。

CPU

高性能モデルでは8コア16スレッドがメインに!
ミドル~ローエンドの争いにも注目

 2019年も前年に続き、インテルとAMDの争いから目が離せない年だった。特にZen 2アーキテクチャーの第3世代Ryzenで、IPC(Instruction Per Cycle、1サイクル当たりの処理命令数)が大きく引き上げられ、シングルスレッド処理においてもライバルのインテルに肉薄。インテルが得意としていたゲーミング環境においても追いついてきたというのは、インパクトが強かった。

IPCが引き上げられた結果、ベンチソフトのシングルスレッド性能においても、IntelのCore i7を超えるスコアを叩き出した

 さらにいえば、メインストリーム最強となる16コア32スレッドの「Ryzen 9 3950X」、ハイエンド・エンスージアスト向けとなる32コア64スレッドの「Ryzen Threadripper 3970X」まで登場し、メニーコアCPUにおいては、ライバル不在の独走状態といっても過言ではなくなってきている。

とくに「Ryzen 9 3950X」は注目度が高く、11月30日の発売日には即完売。その後も品薄が続いていた

 さて2020年だが、インテルの注目はようやくデスクトップでも開発コード“Comet Lake”こと第10世代Coreプロセッサーが登場することにある。製造プロセスは14nm世代となるものの、Core i9の最大コア数が8コアから10コアへと引き上げられるようだ。

モバイル向けのComet Lakeの内部接続図。コア数やメモリーの速度などに変更はあると思うが、基本的にはこれと同じになるだろう

 Core i7/i5/i3ではコア数こそ変化しないものの、それぞれハイパースレッディング(HT)が有効化されるというウワサがある。HTの効果はソフトによっても大きく変わるが、単純なベンチマークソフトの比較で1.3~1.5倍くらいに相当するため、かなりの性能底上げが期待できる。

現在入手可能な第9世代Coreプロセッサー
モデルナンバー ベースクロック コア数 スレッド数 内蔵GPU
Core i9-9900KS4GHz8コア16スレッド搭載
Core i9-9900K3.6GHz8コア16スレッド搭載
Core i9-9900KF3.6GHz8コア16スレッド非搭載
Core i9-99003.1GHz8コア16スレッド搭載
Core i7-9700K3.6GHz8コア8スレッド搭載
Core i7-9700KF3.6GHz8コア8スレッド非搭載
Core i7-97003GHz8コア8スレッド搭載
Core i7-9700F3GHz8コア8スレッド非搭載
Core i5-9600K3.7GHz6コア6スレッド搭載
Core i5-9600KF3.7GHz6コア6スレッド非搭載
Core i5-96003.1GHz6コア6スレッド搭載
Core i5-95003GHz6コア6スレッド搭載
Core i5-9500F3GHz6コア6スレッド非搭載
Core i5-94002.9GHz6コア6スレッド搭載
Core i5-9400F2.9GHz6コア6スレッド非搭載
Core i3-9350KF4GHz4コア4スレッド非搭載
Core i3-91003.6GHz4コア4スレッド搭載
Core i3-9100F3.6GHz4コア4スレッド非搭載

現行モデルのCore i7以下ではHTがなく、コア数=スレッド数となっている。第10世代CoreとなるComet LakeでHTが有効になれば、性能が大きく上がりそうだ

 具体的に言えば、第9世代のCore i7は8コア8スレッドとなるが、第10世代ではこれが8コア16スレッド……つまり、第9世代のCore i9相当へとスペックアップし、コア・スレッド数でRyzen 7と並ぶようになる。2020年の高性能CPUは、「8コア16スレッド」というのがある種のキーワードとなりそうだ。

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