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小島寛明の「規制とテクノロジー」第43回

ダウンロード違法化議論ふたたび 今度は「根回し」十分?

2019年10月07日 09時00分更新

文● 小島寛明

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 政府はこの春、漫画家らを中心に強い反発を受け、著作権侵害コンテンツのダウンロードを全面的に違法化する著作権法の改正を見送った。

 しかし、このところ文化庁がじわじわと巻き返しを図っており、「微修正」したダウンロード違法化の法案再提出の流れが強まっている。

 9月30日には、文化庁がダウンロード違法化について、広く意見を求める「パブリックコメント」の手続きを始めた。

●これまでの経緯

 春に提出が見送られた法案は、ダウンロードの全面的な違法化が含まれていた。

 漫画村に代表されるような海賊版の漫画などが集められた違法サイトは、いまもネット上に多数存在する。

 権利者の許可なくインターネットにアップロードされたと知りながら、漫画や論文などの著作物をダウンロードする行為を違法とするのが当時の改正案の柱だった。

 この改正案に対して、当事者である漫画家たちからも「範囲の広すぎる規制は、インターネット利用の萎縮を招く」との慎重論が上がった。

 違法なコンテンツを含む画面を、スマホやPCに保存するスクリーンショットだけでも、場合によっては違法になる可能性があるためだ。

 政府は3月、当事者からも反発の強い著作権法の改正案について、法案の提出を断念した。

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