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小島寛明の仮想通貨&ブロックチェーンニュース解説第17回

積み重ねてきた取り組みの放棄は回避したい:

仮想通貨盗難急増 日本が6割超 対策追いつかず

2018年10月15日 09時00分更新

文● 小島寛明

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 取引所などから仮想通貨が盗み出される被害が急増し、今年1月〜9月の被害総額が1000億円を超えた。仮想通貨関連のセキュリティ対策を専門とする米国のCIPHERTRACE(サイファートレース)が、2018年第1四半期から第3四半期の盗難被害は、9億2700万米ドル(約1046億円)にのぼったとする調査結果を10月10日に公表した。

 盗難被害には、約580億円相当の仮想通貨が盗み出されたコインチェックと、約70億円相当の被害があったテックビューロの事案も含まれることから、日本で発生した被害が6割以上を占めている。さらにイタリアの取引所でも200億円を超える被害が発生しており、被害額は9月までに2017年全体の3.5倍にのぼっている。

 報告書は「暗号通貨反マネーロンダリング報告書」で、英語版のファイルがサイファートレースのウェブサイトで公開されている。韓国の取引所でもハッキングの被害があり、仮想通貨で資金を集めるICO(Initial Coin Offering)のプラットフォームが狙われた事例もある。

 さらにやっかいなのは、盗難後の追跡の難しさだ。

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