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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第134回

【今月の自作PCレシピ】ビデオカードの流用を視野に組む、19万円を切る基本の自作レシピ

2026年10月09日 10時00分更新

文● 藤田忠 編集●北村/ASCII

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 パソコンならではの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPCの自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。

 ”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。

19万円を切った自作レシピの現実的な選択肢

 価格高騰により、ゲーミングPCに限らず限られた予算で購入するには、なかなか厳しくなっている今日この頃。コストを抑えてPCを組む際の選択肢はいくつかあげられる。今回は、そのひとつを、TSUKUMO eX.のスタッフに提案してもらった。

 まず思いつくのは、DDR4メモリーを使ったSocket AM4での自作だろう。ネックとなるメモリーの値上がり幅は、DDR5と比べると緩やかで、32GB(16GB×2)で2万円ほど安価になっている。それだけでなく、既存PCからの流用や、豊富な中古品を組み合わせることもできる。

DDR4メモリーを使用することで、コストを大きく抑えられるが、PC全体のパフォーマンスや将来性はイマイチとなる

 Socket AM4は投入からすでに10年、PCI Expressインターフェースの対応が1世代前のPCIe4.0規格までに留まっている。マザーボードは1万円台と安価だが、USBポートの規格などを含め、スペック面はどうしても見劣りする。

 さらに選べるCPUが少ない点にも注意したい。Socket AM4 CPUのなかで最も売れ筋となる8コア/16スレッドのRyzen 7 5700Xが3万5000円前後。AM4 CPUの最上位で現行世代のAMD Ryzen 7 9700Xに迫るゲーミング性能を発揮するRyzen 7 5800X3Dに至っては、6万3000円前後と微妙な価格となっている。

 気になるパフォーマンス差はSocket AM5 CPUのRyzen 7000/9000シリーズを含めて比較しているので、レビュー記事を参照してもらいたい。

8コア/16スレッドで動作するRyzen 7 5700X。3万5000円前後で選べるのは、魅力的だが、あと数千円予算を確保することでRyzen 7000/9000やCore Ultra 5といったCPUを選べてしまう

 そんなSocket AM4のメリットとデメリットを理解しつつ、今回TSUKUMO eX. 6階スタッフの紅谷さんが提案してくれたレシピが、ビデオカードを流用するか、CPU内蔵グラフィックをメインに使用する、このレシピになる。

中央通りに面したTSUKUMO eX.。地下1階から6階でPC関連を扱っている

さまざまな自作PCの相談とPCの組み立て代行作業を担当ている紅谷さん。熟練スタッフのひとりだ

パフォーマンス大満足のCore Ultraで組む!

 Socket AM4の価格面は非常に魅力的だが、もう少し予算を捻出できるならこのラインを狙いたいと提案してくれたのが、Core Ultra 5 250K Plusをベースにしたレシピだ。

ビデオカードは所有している既存のものを流用するなど、条件はあるが19万円を切りながら最新スペックで組める

 クリエイティブとゲーミングで性能を発揮しながら、18スレッドで4万2000円前後となっているCore Ultra 5 250K Plus。Core Ultraは、2万円前後の価格帯ながらインターフェース盛りだくさんなマザーボードなど、この価格帯で組むなら、Socket AM5のRyzenで組むよりもおすすめという。

 ビデオカードは、今使っているPCからの流用などが前提で、構成には含まれていない点は注意したい。流用したローエンドビデオカード、またはCPU内蔵のグラフィック機能で、日常使い+NVIDIA GeForce NOW(月額)でのクラウドゲーミングを楽しむのもありなレシピとなっている。

ビデオカードなしでコストを抑えた最新自作PCレシピ
CPU インテル「Core Ultra 5 250K Plus」
(18コア/18スレッド、 最大5.3GHz)
4万1680円
CPUクーラー ID-COOLING「FROZN A620 PRO SE」
(空冷、120mmファン×2)
4280円
マザーボード ASUS「PRIME B860-PLUS WIFI-CSM」
(インテルB860、ATX)
2万200円
メモリー Apacer「FL.32GAC.PKRK2」
(16GB×2、DDR5-5600)
6万5980円
ストレージ Lexar「NM790 1TB LNM790X001T-RNNNG」
(1TB M.2 SSD、PCIe4.0×4)
2万9800円
PCケース Okinos「Cypress 7」(ミドルタワー、ATX) 9980円
電源ユニット Antec「GSK850 V2 ATX3.1」(850W、80PLUS GOLD) 1万3000円
総額(税込)   18万4920円

※価格は10月5日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

LGA1851 CPUのCore Ultra 5 250K Plus。18コア/18スレッド、最大5.3GHzで動作する

Pコアを6、Eコアを12備え、クリエイティブ、ゲーミングともにバランス良い性能を発揮する

新たにビデオカードを購入するか、今使っているビデオカードを流用するか、じっくり検討したい。旧世代の中古ビデオカードを狙うのもありだ

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