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Interbeing、創業140年のカクイチから約5,000万円を調達。声から「どう伝わったか」を可視化する音響解析技術の社会実装へ

PR TIMES

株式会社Interbeing
最初の適用領域は営業。カクイチの営業現場を実装・検証の場とし、会議や組織のコミュニケーションへ展開

声の非言語情報から人の状態を捉える音響解析技術を開発し、営業支援サービス「Polyphony Sales」を提供する株式会社Interbeing(本社:京都府京都市、代表取締役:大成弘子、以下「Interbeing」)は、株式会社カクイチ(本社:長野県長野市、代表取締役社長:田中離有、以下「カクイチ」)を引受先とする第三者割当増資により、資金調達を実施しました。

また、両社では2026年7月に事業連携に関する基本合意書を締結。今回の出資・連携を通じて、Interbeingは解析プラットフォームの開発と顧客支援体制の強化を進めるとともに、カクイチの営業現場を実装・検証の場として、声に含まれる情報から商談の「伝わり方」を可視化する取り組みを本格展開します。

HP: https://www.interbeing.co.jp/



■本資金調達のポイント
- 創業140年の事業会社・カクイチを引受先として、約5,000万円を調達
- カクイチが出資者・顧客・実装パートナーとなり、営業現場で技術と支援手法を継続検証
- 調達資金を解析プラットフォーム、アプリ機能、研究開発、FDE・エンジニア採用に充当
- 営業会話の内容だけでなく、声の張り・間・緊張・安心感など「どう伝わったか」を解析。営業に加え、人事・組織領域でも提供しており、将来的には会議など対話のある場面への展開を検討

■資金調達の背景
- なぜ、いま「声」なのか

人の状態を捉える手段として、これまで主に使われてきたのはサーベイや面談でした。しかし、いずれも本人の自己申告に依存し、答える側が意識していないことや、意識していても言葉にしないことは記録に残りません。声は違います。話す速度、間の取り方、声の張り。これらは本人が制御しようとしても表れるもので、意識の外側にある状態や、その日ごとの変化が含まれています。しかも、人が対話する場面であれば必ず存在するデータです。Interbeingは、この声という手段の可能性に着目し、技術開発を進めてきました。
- 営業DXに残された「伝わり方」という未開拓領域

営業支援領域では、商談の録音・文字起こしを通じて、「何を聞けていたか」「話者比率はどうか」「適切な質問ができていたか」といった会話内容や構造を可視化するツールが普及しています。これらは、営業の型を組織へ浸透させるうえで有効です。
一方、同じ言葉やトークスクリプトを用いても、商談結果に差が生じることがあります。Interbeingは、その差に関わる要素の一つとして、声の張り、間、緊張、安心感などの非言語情報に着目。「何を話したか」に加えて「どのように伝わったか」を音響解析で捉え、営業担当者一人ひとりの行動改善につなげています。
- 営業現場で確認された、成約率15%から22%への変化

Interbeingの支援では、トークスクリプトそのものではなく、場面に応じた声の使い方を営業担当者が意識し、実践することで成果向上を目指します。たとえば、初回面談では前向きな感情が伝わる声で話し始め、金額を伝える場面では落ち着いた声を意識するなど、商談プロセスに沿って改善を重ねます。
製造業の若手営業担当者を対象とした支援では、成約率が15%から3か月後に22%へ改善し、同担当者が社内表彰を受けた事例も生まれています。Interbeingは、分析結果を提示するだけでなく、実践と振り返りを繰り返す3か月間のプログラムにより、行動変容と成果創出を支援しています。現在はこのプロセスで得られた知見を、アプリによる日次の自動解析とフィードバックへ実装し、人手を介さずに現場へ届ける仕組みづくりを進めています。
- 発話内容に依存しない音響解析技術

Interbeingの解析エンジンは、音声から700以上の音響特徴量を抽出し、感情、意欲、熱量、活力、ストレス、メタ認知力、セルフコンパッションなど35の心理・感情指標を算出します。文字起こしを必要とせず、発話内容そのものに依存しないため、複数言語への展開を見据えた設計です。
初期の解析モデルでは教師あり学習を用いていましたが、感情の捉え方には文化差があり、国や地域ごとに教師データを整備する必要がありました。そこで、生物音響学、とりわけ鳥類の鳴き声研究から着想を得て、人間を文化圏ではなくホモ・サピエンスという「種」の特徴から捉えるアプローチへ転換。2023年から2024年にかけて解析設計を刷新しました。

HR領域では、複数企業の従業員を対象とした分析において、声から不調の可能性が示された従業員群で、離職・休職に至った割合が相対的に高い傾向を確認しています。また、バーンアウト(燃え尽き症候群)に関する指標では、MBI(Maslach Burnout Inventory)尺度との相関係数r=0.76を確認しています。

■1886年創業のカクイチとの事業連携
カクイチは1886年創業で、鋼製建屋、農業、太陽光を軸に事業を展開しています。全国各地にショールーム「A-SITE」を展開し、地域に根ざした営業活動を行っています。

Interbeingはこれまで、カクイチの営業現場で、成果を上げている営業担当者の話し方を音響データから分析し、個々の営業担当者の特性に応じたフィードバックを行ってきました。現在は対象となる営業社員を段階的に拡大しています。 また、全社展開に必要な運用アプリをカクイチの情報システム部門が自社で構築するなど、導入企業と開発企業が一体となった実装を進めています。

今回の連携により、カクイチはInterbeingの出資者であると同時に、顧客・実装パートナーとなります。両社は、実際の営業現場で継続的に検証を重ね、業種や商談プロセスの違いを踏まえた「受注につながる伝わり方」の知見を蓄積し、他業種への展開可能性を検証していきます。

※右から二番目、カクイチ代表田中様

■調達資金の使途と今後の展開
1|解析プラットフォームの基盤整備
複数企業へ同時に提供できるマルチテナント型の解析基盤を構築します。現在稼働している、音声データのアップロードから10分以内にレポートを出力する仕組みについても、出力品質と運用安定性を向上させます。

2|アプリ機能の拡充
音声データのアップロード、レポートの自動生成、過去レポートの閲覧などの機能を整備し、顧客が日常業務の中で継続的に利用できる環境を構築します。

3|解析精度向上に向けた研究開発
音声データの拡充、各指標の妥当性検証、学術機関との共同研究を推進します。

4|組織体制の強化
顧客の現場に入り、課題設定から分析設計、実装、成果創出までを担うFDE(Forward Deployed Engineer)型人材と、解析エンジン・アプリ開発を担うエンジニアを採用します。

■株式会社カクイチ 代表取締役社長 田中離有氏 コメント


営業は長く、個人の勘と経験に依存する仕事とされてきました。Interbeingの取り組みが興味深いのは、その勘の中身を「声」という測れる形で取り出してくれる点にあります。当社の現場でも、若手が自分の声の癖に気づき、話し方を変えることで商談の質が変わっていく様子を実際に見てきました。

ただ、私がこの技術に感じている可能性は、営業担当者の成績が上がることにとどまりません。お客様の反応、会議の空気、組織全体の雰囲気。人が集まって話をする場のすべてに、声のデータは効くはずです。しかも、その変化量が見える。ここに大きな意味があると考えています。



社員がニコニコと働き、未来をワクワクしながら創造し、イキイキとした会社をつくる。当社の営業組織を実装の場として、まず自分たちが徹底的に使いながら、この技術が広く社会に届くよう後押ししていきたいと考えています。
■株式会社Interbeing 代表取締役 大成弘子 コメント


当社は2021年の創業以来、人の内面をデータで捉える難しさと向き合ってきました。私は前職から15年にわたり人と組織のデータ分析に携わる中で、サーベイだけでは本人の状態を十分に捉えきれない場面を数多く経験してきました。声には、本人が意識していない状態や変化が表れます。

声というデータの射程は、営業にとどまりません。会議の空気、チームの関係性、組織の雰囲気。人と人が対話するあらゆる場面が対象になります。私たちが文字起こしに頼らない設計を選んだのは、話した内容ではなく、どう伝わったかを捉えるためであり、言語や文化を超えて使えるようにするためです。



2026年1月の代表取締役就任後、事業の軸をテクノロジー領域へ移しました。今回、カクイチ様に株主として加わっていただけたことは、資金面にとどまらず、社会実装の場をともにつくるパートナーを得たという点で大きな前進です。まずは営業の現場で、実践に耐える形を確立する。そこで得た知見を仕組みへ落とし込み、対話のあるすべての場へ広げていきます。

■Interbeingの提供サービス
- Polyphony Sales(営業領域)

営業担当者一人ひとりの声の特徴を計測し、その特性に合った話し方や伝え方を提示。実践、振り返り、成果創出までを支援します。アプリによる日次の解析とフィードバックにも対応しています。
- Polyphony HR(人事・組織領域)

音声から従業員のコンディションを継続的に捉え、バーンアウトや不調の兆候の早期把握を支援します。PCを日常的に使用しない現場を含む全従業員を対象にできる点が特長です。

他にもさまざまなサービスを展開しております。https://www.interbeing.co.jp/service

■採用情報
Interbeingでは、音声解析技術の社会実装に、ともに挑戦する仲間を募集しています。ご関心のある方は、下記よりお問い合わせください。
- FDE(Forward Deployed Engineer)型人材:顧客の営業現場に入り、課題設定・分析設計・実装・成果創出までを一貫して担うポジション
- 解析・開発エンジニア:音響解析エンジンおよび顧客向けアプリケーションの開発を担うポジション

採用問い合わせ:https://www.interbeing.co.jp/contact

■会社概要
株式会社Interbeing
所在地:京都府京都市左京区下鴨東岸本町14 京都修学館107号
代表者:代表取締役 大成弘子
設立:2021年
事業内容:音声解析技術を活用した営業支援・組織支援サービスの開発、提供
URL:https://www.interbeing.co.jp/

株式会社カクイチ
所在地:長野県長野市鶴賀緑町1415
代表者:代表取締役社長 田中離有
創業:1886年
事業内容:ハウス事業/ホース事業/鉄鋼二次建材製品事業/ミネラルウォーター事業/ホテル事業/アクアソリューション事業/太陽光発電事業/EVフォーク事業/Maas 事業/シリカライム事業
URL:https://www.kaku-ichi.co.jp/

■本件に関する報道関係者からのお問い合わせ
株式会社Interbeing :
E-mail:pr@interbeing.co.jp

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