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外部開発者5名とのOCR実証から製品化。書類フォルダをまとめてCSVにするWindowsアプリ「書類まるごとCSV」を先行公開

PR TIMES

BYULBIT合同会社
1枚ずつ開く作業を、フォルダ単位に。必要な項目をまとめて読み取り、確認が必要な箇所だけ原本と照合。毎月100ページまで無料

BYULBIT合同会社(本社:東京都新宿区、代表社員:ファンヨンハ)は、PC上のフォルダに保存された複数の書類から必要な項目をまとめて読み取り、確認・修正してCSVへ書き出せるWindowsアプリ「書類まるごとCSV」を先行公開します。

本製品の原型は、2026年8月に実施した「外部開発者5名によるspace ocr業務アプリ実証」から生まれました。62件の応募から5名を選定し、それぞれ異なる業務アプリを制作。そのうちBlue Basket氏が約138時間をかけて制作した「書類フォルダの一括CSV変換」を、APIやプログラムの知識がない方でも利用できる一般向けWindowsアプリとして改良・製品化しました。

「書類まるごとCSV」は、同じ種類の書類が複数あるときに、そこから必要な情報をまとめて取り出し、一覧データにするためのツールです。請求書や納品書などの経理書類に限らず、注文書、申込書、点検票、作業報告書など、複数の書類から決まった項目を取り出してExcelや業務システムへ転記している作業での利用を想定しています。

アプリは無料で利用でき、OCRによる読み取りも毎月100ページまで無料です。無料枠の利用にクレジットカード登録や月額契約は必要ありません。

また、読み取りに使用した画像や抽出結果をサービス側で継続保管しないため、書類の保管先を新たに増やすことなく利用できます。

フォルダ内の複数書類をまとめて読み取り、一覧化。右側で原本と読み取り位置を確認できます。


■ 「1枚ずつ」をやめて、フォルダを仕事の単位に
紙やPDFの情報をExcelなどへ転記する仕事では、「書類を開く」「必要な項目を探す」「入力する」「次の書類を開く」という操作が繰り返されます。OCRを使う場合でも、1枚ずつファイルを選択してアップロードする運用では、書類の枚数に比例して人の操作も増えていきます。

「書類まるごとCSV」では、この作業単位を「1枚」から「フォルダ」に変えました。PCに保存されている対象フォルダを選択して「まとめて読み取り」を実行すると、フォルダ内の複数書類を一括処理し、必要な項目を一覧化します。ブラウザへ書類を1枚ずつアップロードする必要はありません。

操作の基本的な流れは、「フォルダを選ぶ → まとめて読み取る → 必要な箇所を確認・修正する → CSVに保存する」の4段階です。

目指したのは、OCRそのものを使いやすくすることではなく、何十枚とある書類の入力作業を、できるだけフォルダ単位の一つの作業として終わらせることです。

PC上のフォルダを選択し、複数の書類をまとめて処理します。


■ 書類に合わせて、読み取りたい項目を設定
「書類まるごとCSV」では、読み取る項目を特定の帳票に固定していません。利用する書類や業務に合わせて、必要な項目を設定できます。

例えば、請求書であれば「取引先・日付・請求番号・金額・税額」、納品書であれば「納品日・商品名・数量・単価」、点検票であれば「点検日・担当者・判定」、申込書であれば「氏名・連絡先・申込内容」といった形です。

そのため、「特定の請求書を読み取るためのOCR」というよりも、「同じ種類または似た形式の書類が複数あり、そこから必要な項目を一覧にしたい」という業務を対象としています。

利用する書類に合わせて、CSVにしたい項目を設定できます。


■ OCRは間違える。その前提で「確認する場所」を分かりやすく
OCRによる業務効率化では、読み取り精度だけでなく、「結果を人がどのように確認するか」も重要です。100項目を自動で読み取っても、その100項目すべてを原本と見比べる必要があれば、入力作業が確認作業へ置き換わるだけになる場合があります。

「書類まるごとCSV」では、すべての項目を同じように確認するのではなく、確認したほうがよい項目を画面上で識別できるようにしました。読み取った文字と抽出値が一致しない場合、必要な項目が見つからない場合、同じ値の候補が複数存在する場合、指定した形式や周辺条件と一致しない場合などを確認対象として表示します。

確認対象のセルを選択すると、右側に表示された原本上で、その値を読み取った位置を枠で確認できます。OCRが間違えないことだけを前提にするのではなく、確認が必要な場合に「どこを見ればよいか」まで分かる状態を作ることで、全項目を最初から確認し直す作業を減らします。

確認対象を選択すると、値を読み取った原本上の位置を確認できます。


■ PDFだけでなく、スマートフォンで撮影した書類も対象
実際の業務で扱う書類が、すべてきれいなスキャンデータとは限りません。「書類まるごとCSV」ではPDFや一般的な画像ファイルに加え、スマートフォンで撮影した書類も読み取り対象としています。

多少傾いて撮影された書類や、机などの背景が一緒に写った画像も読み取り対象としています。例えば店舗や現場で受け取った書類をスマートフォンで撮影し、PCのフォルダへまとめておき、後から一括してデータ化するといった運用も想定しています。

スキャンされたPDFだけでなく、スマートフォンで撮影した書類にも利用できます。


■ 外部開発者5名との実証から、一般向け製品へ
今回の製品化は、2026年8月に公開した「外部開発者5名によるspace ocr業務アプリ実証」の続編にあたります。

同実証では、用途をあらかじめ指定せず、「space ocrを使って何を作ってみたいか」を外部開発者から募集しました。62件の応募から5件を選び、請求書レビュー台帳、会計ソフト向け仕訳CSV、工事別原価台帳、帳票読み上げアプリ、書類フォルダの一括CSV変換という5つの業務アプリが完成しました。

前回の実証内容・5つの制作物はこちら:
全盲の情報工学博士による帳票読み上げアプリも。外部開発者5名がOCR API「space ocr」で業務アプリ5件を半日~6日で実装、ソースコードを公開

5つすべてを製品にしたわけではありません。それぞれ異なる開発者が異なる用途で実装したことで、space ocrが実際の業務でどのように利用できるのか、またAPIを提供する側だけでは気づきにくい課題は何かを検証しました。

その中から、APIやプログラムの知識を必要とせず、単独の業務ツールとして一般ユーザーへ届けやすい形として、Blue Basket氏が制作した「書類フォルダの一括CSV変換」を最初の製品化対象としました。

■ 約138時間で制作されたデモを、一般利用を前提に再設計
Blue Basket氏による原型は、発注から納品まで約138時間をかけて制作され、前回の5つの実証アプリの中では最も制作期間の長いプロジェクトでした。

実証時点ですでに、フォルダ単位の一括読み取り、複数書類の一覧表示、確認が必要なセルの表示、原本上の読み取り位置確認、CSV出力といった現在の製品につながる基本的な考え方が実装されていました。

今回の製品化にあたっては、その原型をもとに、一般ユーザーが継続して利用することを前提として、画面構成、確認・修正操作、読み取り項目の設定、認証、料金体系、Windowsアプリとしての配布・利用導線などを見直しました。

外部開発者にデモを制作してもらって終わりにするのではなく、実際の実装から得られたものを一般ユーザー向けの製品へつなげる。「書類まるごとCSV」は、その最初の事例となります。

■ 毎月100ページまで無料。クレジットカード・月額契約は不要
「書類まるごとCSV」のアプリ利用料は無料で、OCRによる読み取りも毎月100ページまで無料で利用できます。無料枠の利用にクレジットカード登録や月額契約は必要なく、無料枠を使い切ったことで自動的に課金されることもありません。

100ページを超えて利用する場合は、1ページ10円の従量利用も可能です。

数枚だけを対象とした無料体験ではなく、実際の業務で一定量を使いながら、自社の書類や運用に合うかどうかを確認できる無料枠としました。

■ 機密性の高い書類も、保管せずに読み取り
請求書、契約関連書類、申込書、社内帳票など、業務で扱う書類には外部サービスへ継続的に保管したくない情報が含まれることがあります。

「書類まるごとCSV」は、書類をクラウド上に蓄積して管理する文書管理サービスではありません。OCR処理の際には画像データが一時的にspace ocrへ送信されますが、処理した画像や抽出結果をspace ocrのデータベースへ保存・蓄積する仕組みにはしていません。

読み取り後の確認・修正、CSVファイルの保存・管理はユーザーのPC側で行います。新しいクラウド文書管理環境へ書類を移すのではなく、今PCにある書類を必要なときに読み取り、結果を手元で管理するという使い方を想定しています。

そのため、経理書類をはじめ、個人情報や社内情報を含む書類など、保管先を増やしたくない業務でも導入しやすい構成としています。

■ 「書類まるごとCSV」先行公開概要
製品名:書類まるごとCSV
提供:BYULBIT合同会社
対応OS:Windows 10 / Windows 11
対象ファイル:PDF、画像ファイル、スマートフォンで撮影した書類など
主な機能:
・フォルダ単位の一括読み取り
・読み取り項目の設定
・複数書類の一覧表示
・確認が必要な項目の表示
・原本上の読み取り位置確認
・読み取り結果の修正
・CSV出力
利用料金:アプリ利用料無料
無料枠:毎月100ページ
無料枠超過後:1ページ10円
クレジットカード:無料枠の利用には不要

現在、Microsoft Storeでの配布についても準備を進めています。先行公開期間中は、利用環境によってWindows SmartScreenの警告が表示される場合があります。

最新の配布状況、利用方法、注意事項については公式ページをご確認ください。

書類まるごとCSV 公式ページ:https://space-ocr.com/apps/marugoto-csv/

■ BYULBIT合同会社 代表コメント
「5つのデモを公開したとき、そこで検証を終えるつもりはありませんでした。異なる開発者の方々に実際に作っていただくことで、APIを作っている側だけでは見えなかった使い方や課題も見えてきました。

その中から、一般の方がそのまま使えるものを実際の製品へつなげたいと考えていました。『書類まるごとCSV』は、その最初の製品です。

会社の中には、請求書、納品書、注文書、点検票、申込書、報告書など、形式は違っても『書類を開いて、必要なところを見て、別の場所へ入力する』仕事がまだ多く残っています。

大きな業務システムを新しく導入するほどではないけれど、毎回ファイルを開いて入力する仕事は減らしたい。そんな方が、今使っているPCとフォルダのまま始められる道具にしたいと考えています。

まずは毎月100ページの無料枠で、実際にお持ちの書類を使って試していただければと思います。」

■ space ocrについて
space ocrは、BYULBIT合同会社が開発・提供するOCR APIです。書類から必要な文字や値を抽出するだけでなく、抽出した値が原本のどこに存在するかを示す位置情報や、読み取り結果を確認するための各種情報を返すことを特徴としています。

「書類まるごとCSV」では、これらの情報を利用し、確認が必要な項目の表示や原本上の読み取り位置確認を行っています。( https://space-ocr.com/ )

■ 会社概要
会社名:BYULBIT合同会社
所在地:東京都新宿区
代表社員:HWANG YONGHA (ファンヨンハ・黄龍河)
事業内容:OCR・業務システム等の開発・提供

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