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「Interop Tokyo 2026」アスキー全力特集! 第32回

Interop Tokyo 2026、名物プロジェクト「ShowNet」まとめ

展示会の無料Wi-Fi、実はとんでもない実験場だった。Interop会場ネットワークは「ガチの展示」

2026年06月16日 17時45分更新

文● 編集●ASCII 取材● MOVIEW 清水

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こちらは、ShowNetのオペレーションルーム

 展示会に行けば、最新のシステムやサーバー、ソフトウェア、新技術に目が向きます。当然のことです。

 しかし、先週幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2026」を歩いていて気付いたのは、「最大の展示物は、実は会場そのものなのでは?」ということでした。

 どういうことか。

 来場者がスマートフォンで使っているWi-Fi。出展企業が利用しているネットワーク。展示機器同士をつなぐ通信基盤。これらすべてを支えているのが、「ShowNet」と呼ばれるInterop恒例の巨大プロジェクトなのです。

 

展示会、だけど会場全体が実験場

ふだんはなかなか見ることのできないラックが並ぶ

 ShowNetは、出展企業から提供された約2300の製品・サービスと、約800人のエンジニア(※いずれも本年の実績)によって構築される巨大ネットワークです。

 単純なデモ環境ではなく、幕張メッセの会場全体を実際にインターネットに接続し、来場者向けWi-Fiとしても稼働させる“本番環境”も兼ねている。

 展示会場でWi-Fiが提供されること自体は珍しくありませんが、イベント用のWi-Fiは利用者が増えると速度が低下したり、接続が不安定になったりすることもありますよね。

 ところがInteropの場合、そのネットワークそのものを、出展しているメーカーやベンダーの技術力を結集して構築することで、無料で、実証実験を兼ねながら安定的に提供するというセオリーがあるわけです。

 「一番面白かった展示は何でしたか?」など言われると、オトナの事情で色々と気を遣ってしまうものですが、Interopなら、こう言えばいいわけです。

 「やはり一番は、ShowNetでしょう」とね。

 それは、出展の皆さんへのリスペクトを語ることと同義です。

なんか、すごい感じのサーバーラックだな!?

すごく黄色いぞ!

 ちなみに、会場内には実際に稼働しているサーバーラックが並び、セキュアリモートアクセス、サイバー脅威検出、統合監視、ログ分析、ワイヤレスモジュールといったネットワークを支える仕組みがそのまま公開されています。

 普通なら、こうした切意ば、壁の向こう側に隠されていますから、物珍しく思った人も多い様子。ラックの前では、多くの来場者が足を止め、楽しそうに写真を撮っていました。

 特に目を引いたラックがありました。

 遠くから見ても、わかるほど真っ黄色。近づいてみると、黄色い塊の正体は大量の光ファイバーケーブルです。

 よく観察してみると、そのほとんどは、一台の機器へ集まっています。正体は、オーストラリアのXENOpticsが開発した「ロボットパッチパネル」。

 内部に組み込まれたロボットが物理的に光ケーブルを接続・切断し、遠隔から配線を切り替えることができます。接続できる光ケーブルは最大288本だといいます。

「裏側の世界」が主役なんです、Interopでは

 普段は意識することのないネットワークの世界ですが、その規模感を目の前で見ると、インターネットが膨大な「物理」の世界の上で成り立っていることを実感します。

 ふだん、ユーザー側からの視点からは目立たない存在、縁の下の力持ち的な存在の、ネットワーク関連システムや機材。

 これらが「主役」になる場所こそ、Interopという展示会なのかもしれません。

 さて、アスキーでは、「Interop Tokyo 2026 アスキー全力特集!として、現地取材チームによる記事を連載枠で掲載中! さらに、会場とアスキースタジオをつないだ特別中継のアーカイブも、ぜひ楽しんでください!

☆☆「Interop Tokyo 2026レポート」☆☆
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