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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第159回

AIを使える人と使えない人で、とんでもない差が出ると実感した理由

2026年06月01日 09時00分更新

文● 新清士

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 前回、新しいアニメモデル「Anima Base v1.0」やLoRAについて紹介しましたが、詳しく説明していなかったことがあります(参考:SDXLの次はこれ? アニメ特化のローカル画像生成AI、驚きの実力)。OpenAIのエージェント環境「Codex」への指示を通じて、Animaの生成AI用アプリ「ComfyUI」への導入、LoRAの環境整備、LoRAデータセットの作成、画像生成まで、ほぼすべての作業をしたことです。今や、AIの能力向上によって、画像生成の大半の作業は、AIエージェントへの直接指示によって、ComfyUIなどのツール画面をコントロールできるようになっています。実際にCodexを使って、LoRA作成からミュージックビデオ(MV)作成までを実行する方法を紹介します。

AIまかせで画像からMVを作る

 今回の作例では、Codexを使って大半の作業をローカルPCだけで作業し、Animaで作ったゲストキャラの田中さんの画像を使って、様々なエフェクトの入ったマトリックス風のMVを、動画編集ソフトを使わずに作成します。

田中さん動画「タナカマトリックス」

△タナカマトリックスの作例(30秒)

 まず、田中さんのLoRAを作成するところから始めてみましょう。前回、「Anima Standalone Trainer」を使うと、Anima用LoRAの作成が簡単であることを紹介しました。Codexを使うと、その環境のインストール作業、LoRAを作るためのデータセット作成、実際の学習作業と終了までの監視、サンプル画像の作成まで、一気に進めてくれます。

 画像AIまわりの環境構築は、それなりにハードルが高く、PythonやCUDAのバージョン違いなど競合や互換性の問題で、一度はまると、正しい環境を構築するのに苦戦しやすい作業です。ところが、Codexに指示して作業をすると、そうした苦労が一気に解消されます。実際に出した指示は、下記のようなものです。

<プロンプト>

gazingstars123/Anima-Standalone-Trainer これをこのPCに環境構築して、動作するようにインストールして。専用フォルダをH: につくって、そこに環境を作って

 これだけで必要なものを自動的にネットからダウンロードし、動作環境を作ってくれます。フォルダ名の整合確認やモデルのパス設定をしたり、次回以降に使う起動用バッチまで作成してくれました。環境構築にかかったのは15分27秒でした。

Codexのインストールの結果報告のログ。すでに動作する環境が完成している

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