これは熱い……勝田貴元がWRC連勝で歴史更新、日本人初のシリーズ首位に立つ

文●モーダル小嶋/ASCII

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アーロン・ジョンストン、勝田 貴元

勝田貴元がクロアチア制覇、トヨタはワンツーフィニッシュ

 2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦クロアチア・ラリーの最終日デイ3で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が優勝した。

 勝田は前戦サファリ・ラリー・ケニアに続く2連勝となり、TGR-WRT2から参戦したサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組も総合2位に入り、トヨタ勢はワンツーフィニッシュを果たした。

 最終日は、アドリア海北部クヴァルネル湾に向かって走る2本の新ステージを各2回走行する構成で、4本のステージ合計距離は57.46km。3日間のなかで最短の一日だった。

 勝田はデイ2終了時点で首位ティエリー・ヌービルを追う立場だったが、最終のパワーステージでヌービルがコースオフ。これにより勝田が逆転し、WRCでの2勝目を手にした。

2連勝だけではない
日本人初のシリーズ首位という大きな一歩

 今回の優勝で勝田は開幕4戦を終えて81ポイントとし、エルフィン・エバンスを7ポイント上回ってドライバー選手権首位に浮上した。

 トヨタによれば、日本人ドライバーがWRCでチャンピオンシップをリードするのは初めてだという。今季は開幕戦モンテカルロ7位、第2戦スウェーデン2位、第3戦サファリ・ラリー・ケニア優勝と安定して上位を争っており、その流れをクロアチアでも継続したかたちとなる。

18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)

 また、パヤリは土曜日の段階で首位を走りながらタイヤ交換の影響で順位を下げたものの、最終日を確実にまとめて自己最高位となる総合2位でフィニッシュした。これで第2戦スウェーデンから3戦連続表彰台となり、ドライバー選手権でも4位に浮上。

表彰式

 トヨタ陣営としては、勝田の優勝だけでなく、若手の安定感が際立つ一戦となった。

エバンス、ソルベルグもボーナスポイント獲得
トヨタはマニュファクチャラー首位堅守

 デイ1でデイリタイアを喫し、デイ2で再出走したエバンスとオリバー・ソルベルグも、最終日はボーナスポイント獲得に向けて攻めの走りを見せた。

 ソルベルグはデイ3の全4ステージでベストタイムを記録し、スーパーサンデーとパワーステージを制して合計10ポイントを獲得。エバンスもスーパーサンデー2位、パワーステージ2番手で合計8ポイントを積み上げた。

 これらの結果により、TGR-WRTはマニュファクチャラー選手権で206ポイントとし、2位のHyundai Shell Mobis World Rally Teamとの差を65ポイントに拡大した。

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