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ZOTAC「MAGNUS EN275060TC」
見た目は清楚な事務系でも中身はバキバキのゴリマッチョ!RTX 5060Ti搭載のミニPCがスゴかった
2026年01月25日 17時00分更新
ゲーミングパソコンと聞いて、まず思い浮かぶのは“大きなケースに派手なライティング、存在感を主張するような筐体”というイメージではないでしょうか。ところが、ZOTACの「MAGNUS EN275060TC」は、その常識をいい意味で裏切ってきます。
MAGNUS EN275060TCの注目すべきポイントは、普通このサイズではありえないハイパワーな性能です。この製品を知らない方がスペックを聞いたら「え、本当に?」と、きっと驚くことでしょう。
MAGNUS EN275060TCの最大の特徴は、およそ6cmという驚異的な薄さのボディに、デスクトップ向けのGeForce RTX 5060 Tiを搭載している点です。ミニPCというカテゴリーで見ても、このサイズ感にこのGPUを詰め込んだ製品はかなり異端。正直、初見では「本当に入っているの?」と疑いたくなるほどです。
サイズ感だけを見れば、事務用PCやリビングパソコンのような佇まい。しかし中身は完全にゲーミング・クリエイティブ志向で、最新ゲームはもちろん、動画編集やAI関連の処理までこなせるパワーを秘めています。
ここで注意したいのは、価格を一般的なミドルタワー型ゲーミングパソコンと単純比較しないこと。MAGNUS EN275060TCは「小さく、高性能で、完成された状態」を買う製品であり、拡張性や自作前提のコスパとは土俵が違います。
大きなパソコンを置くスペースがない、できれば目立たせずに高性能な環境を構築したい。そんなニーズに対して、これほどストレートに刺さるミニPCはそう多くありません。本機は「サイズ」と「性能」の両立を本気で追求した1台といえるでしょう。
MAGNUS EN275060TCを購入する3つのメリット
ポイント(1)置き場所に困らないおよそ62.2mm/約2kgの薄型軽量ボディ
MAGNUS EN275060TCの魅力を語るうえで、まず外せないのがそのコンパクトさです。本体の厚さはおよそ62.2mm、重量も約2kg程度と、ゲーミング級のスペックのパソコンとしては異例のスリムさ。一般的なミドルタワーやスリムタワーと比べても、占有面積は圧倒的に小さく、机の上やテレビボードの片隅にも無理なく設置できます。
このサイズ感が何よりありがたいのは、設置場所の自由度が高いこと。ワンルームや書斎兼リビングのような限られた空間でも圧迫感がなく、「パソコンが部屋を支配する」状態になりません。大きなケースを置くことで同居人から視線が痛くなる、という心配もかなり減るはずです。見た目も落ち着いたデザインなので、生活空間に溶け込みやすいのもポイントでしょう。
また、軽量なので掃除や模様替えの際に動かしやすいのも地味にうれしい点です。ハイスペックパソコン=動かすのが億劫、という印象を持っている人ほど、この扱いやすさは新鮮に感じるはず。性能だけでなく、「生活に組み込みやすいサイズ」であることが、この製品の大きな価値といえます。
YouTubeでZOTAC「MAGNUS EN275060TC」のレビュー動画を見る
ポイント(2)デスクトップ版RTX 5060 Ti×Core Ultra 7が生む別次元の性能
MAGNUS EN275060TCが単なる高性能ミニPCで終わらない理由は、その中身にあります。CPUにはCore Ultra 7 255HX、GPUにはデスクトップ版のGeForce RTX 5060 Tiを搭載。この“デスクトップ版”という点が非常に重要です。ノートパソコン向けのRTX 50シリーズは「Laptop GPU」として省電力設計が施されていますが、本機に搭載されているのは本来のパフォーマンスを発揮できる仕様。性能の余裕がまるで違います。
実際、最新ゲームを高画質設定で快適に楽しめるのはもちろん、動画編集や3Dレンダリング、AI生成といった重たい処理でも力不足を感じにくい構成です。ミニPCだからといって妥協した性能ではなく、「デスクトップ並み」をしっかり狙ってきているのが分かります。
とくに魅力的なのは、用途の幅広さ。ゲームプレイだけではなく、仕事用・趣味用を1台に集約できる性能を持っています。デスクトップパソコンを置く余裕はないけれど、何でも快適にこなせるマシンがほしい……そんな人にとって、本機はかなり現実的な選択肢です。サイズからは想像できない処理能力が、このパソコン最大のギャップ萌えポイントでしょう。
ポイント(3)周辺機器を妥協しない充実インターフェース
ミニPCというと、ポート類が最小限に抑えられているイメージを持つ人が多いかもしれません。しかしMAGNUS EN275060TCは、その点でも抜かりがありません。映像出力はDisplayPort×3、HDMI×1を備え、最大4画面出力に対応。マルチモニター環境を構築したい人や、映像編集で作業領域を広く取りたい人にも十分な仕様です。
加えて、USBポート類も豊富で、外付けストレージ、オーディオインターフェース、キャプチャーボードなど、周辺機器を多数接続しても困りにくい構成になっています。クリエイティブ用途では「ポート不足」が作業効率を下げがちですが、本機ならその心配は少ないでしょう。
また、これだけの性能と端子数を、ここまでコンパクトな筐体にまとめている点も評価したいところです。変換アダプターやハブに頼らず、素直に接続できるのは日常使いでの快適さに直結します。ミニPCでありながら、拡張性のストレスを感じにくい。このバランス感覚も、ZOTACらしい完成度の高さを感じさせます。
購入時に注意するべきポイント
ポイント(1)高性能ゆえにファンノイズとの付き合い方は考慮が必要
高性能なCPUとGPUを、このサイズの筐体に収めている以上、避けて通れないのが冷却と静音性のトレードオフです。MAGNUS EN275060TCは冷却設計自体、比較的優秀ですが、重量級ゲームや高負荷作業を行なうと、ファンの回転数が上がり、それなりに存在感のある動作音が発生します。
静かな部屋で集中して作業したい人や、夜間の使用が多い人は、設置場所や使用環境を工夫したほうがよいでしょう。ヘッドフォンを使う、少し距離を取って設置するなどの対策で、体感はかなり変わります。静音最優先のパソコンを求める人にとっては妥協点になりますが、「このサイズでこの性能」を考えれば、ある程度は受け入れる必要があります。
ポイント(2)ゲーミング感ゼロのデザインは好みが分かれる
もう一つ確認しておきたい点は、デザイン面です。MAGNUS EN275060TCは、いわゆるゲーミングパソコンらしい派手さとは無縁の外観。RGBライティングもなく、事務机に置いてあっても違和感のない、かなり控えめなデザインです。そのため、「いかにもゲーミングパソコン」という見た目を求める人には物足りなく感じるかもしれません。
ただし、これは完全に好みの問題でもあります。このサイズを選ぶ人の多くは、目立たせたいのではなく、さりげなく高性能環境を置きたいはず。そう考えると、この地味さは欠点というより、明確な方向性ともいえます。見た目でテンションを上げたい人には向きませんが、生活空間に溶け込むPCを求める人には、むしろ大きな魅力になるでしょう。

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