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5分で読める、アスキー宇宙ニュース 第1回

QPS研究所が28日に公開

宇宙から見た“日本の姿”がくっきり! 人工衛星「ヤチホコ-Ⅰ」による撮影画像がすごい。

2025年11月29日 09時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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小型SAR衛星「ヤチホコ-Ⅰ」とは

 小型SAR衛星「ヤチホコ-Ⅰ」が、“日本の姿”を宇宙からくっきりと捉えた!

 QPS研究所は11月28日、同衛星が取得した初画像を公開した。街の境界や建物の並び、地区のランドマークの様子までが画像上で確認できる精細さで、衛星の性能の高さを示している。

 ヤチホコ-Ⅰは、福岡を拠点とするQPS研究所が、北部九州を中心とした全国25社以上のパートナー企業と共に開発・製造した小型SAR衛星。

 11月6日・日本時間4時51分に、米ロケット・ラボのElectronロケットによって打ち上げられ、およそ50分後に衛星分離、そのおよそ35分後には初交信に成功している。同日夕方頃には収納式のアンテナが展開され、以降は機器調整が続けられていた。

今後の活用の方向性は?

 今回公開された画像は、11月25日から始まった観測によって取得された最初のショット。

 レーダー技術を使用するSAR衛星は、光学式とは異なり、日照条件や天候に関わらず地表面の情報を取得可能だ。ヤチホコ-Ⅰは分解能1.8mのストリップマップモードと、最大46cmの高精細スポットライトモードを搭載しており、夜間や雨天でも街区や建物の詳細を捉えられる。

 この特徴により、たとえば災害時の状況把握が従来よりも正確になるといったメリットを持つ。洪水や地震、火山の噴火などで被害地域が雲に覆われていたとしても、SARなら建物の倒壊や道路の寸断状況、浸水範囲などを迅速に把握できるからだ。災害対応やインフラ監視において、光学衛星では得られないタイムリーな情報が得られるのが大きな強みだ。

 日本国内の衛星として、宇宙から高頻度で地球の状態を把握できる可能性を示したヤチホコ-Ⅰ。今後、複数機の運用が進めば、災害監視や都市インフラ管理といった、社会基盤に直結する分野での実用化が期待される。

 なお、公開された撮影画像は同社公式サイトにて閲覧できる。

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